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2008 年度 実績報告書

市町村に所属する中堅保健師の施策化に関わる実践能力育成プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20791759
研究機関千葉大学

研究代表者

細谷 紀子  千葉大学, 看護学部, 助教 (60334182)

キーワード保健師 / 施策化 / 実践能力
研究概要

本研究の目的は市町村に所属する中堅保健師の施策化にかかわる実践能力を育成するプログラムを開発することである。本年度は6段階からなる研究計画のうち段階1「ベテラン保健師の施策化に関する実践知の統合及び文献検討」と段階2「中堅保健師の施策化に関する実態の明確化を目的とした調査」を実施した。
ベテラン保健師の施策化に関する実践知の統合では、「保健師として受け持ち地区全体への支援を行い、かつ国の動向を含めた多角的な情報収集による、全体的かつ予測的な地域の健康課題の判断」を基盤とし、中核となる「行政に所属する保健師の責任に基づく、地域の特性を反映させた施策の実現」を行い、戦略として「保健師の通常業務・職能の特性を活かした、あらゆる人とめ協働」を用いるという実践知が導出された。
文献検討は、医学中央雑誌のデータベースを用いて、「看護」&「保健師」&「能力」のワードで検索した77文献、「看護」&「保健師」&「中堅」のワードで検索した22件、「看護」&「施策化」のワードで検索した25文献を分析対象とし、検討を行った。
中堅保健師の施策化に関する実態の明確化を目的とした調査は、経験年数7年から20年の保健師6名を対象に実施した。中堅保健師の施策化の経験の内容は、所属する組織や上司・先輩からの影響を強く受けていることが明らかになった。また施策化に必要な能力・条件として、「上層部への説明手法」「目標の意識化」「協議力・交渉力」「同じような志を持つ人を増やす」「チームで取り組む」などが明らかになった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 保健医療福祉政策の転換期における市町村保健師の施策化に関する実践知2008

    • 著者名/発表者名
      細谷紀子, 大室律子, 丸山美知子
    • 学会等名
      第67回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      福岡国際会議場
    • 年月日
      2008-11-07

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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