研究概要 |
本研究は,児童精神科領域の子どもおよびその母親のアドヒアランスを測定するための評価指標と心理教育プログラムを開発することを目的とした。まず,アドヒアランスを測定する際に広く使用されているDAI-10を参考に,子どものアドヒアランス指標(CAQ)と母親のアドヒアランス指標(MAQ)を作成した。児童精神科外来に通院する母子を対象に調査を行った結果,アドヒアランス評価指標としての一定の信頼性・妥当性が確認され,母子のアドヒアランスに影響を与える要因が明らかになった。これらの結果や先行研究などをもとに,母子を対象とした心理教育プログラムとマンガ教材の開発を行った。
|