本研究は高齢の在宅酸素療法患者の自己管理能力に着目し、その能力に応じた外来教育方法を開発することを目的に取り組んだ。自己管理能力を査定するための外来教育プロトコールを作成し、そのレベルごとの特徴を捉え外来教育教材を作成した。作成した教育方法を使ったプレテストの結果、自己管理能力のレベルにより、求める教育の質が違うこと等から、この外来教育方法は有用であることが示唆された。しかし、教育効果の検証にまでは至っておらず、また、教育教材の精錬などの課題も明らかとなり、今後、本調査に向けた調整が必要である。
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