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2009 年度 実績報告書

閉じこもり高齢者の死亡および状態悪化リスク要因の検討と応用

研究課題

研究課題/領域番号 20791810
研究機関久留米大学

研究代表者

椛 勇三郎  久留米大学, 医学部, 講師 (30368964)

キーワード閉じこもり / 高齢者
研究概要

平成21年度は,平成20年度のベースライン調査で得られた2,144人のうちベースライン解析に有用な1,944人(90.7%)のデータ解析を行った.解析では,最初にランダムフォレスト法によって閉じこもりに関連すると考えられる多くの要因の中から9つの要因を抽出し,その要因をもとに樹形モデルで特徴のあるサブグループに層別し,最終的にサブグループ間の関連性の強さを評価するためにロジスティックモデルを適用した.その結果,次のことが明らかになった.
1. 「年齢が80歳以上」,「家庭での役割が3個以上」の方と比較した場合,「年齢が80歳以上」,「家庭での役割が3個未満」の方では約4.6倍閉じこもりであることが示された.
2. 「年齢が80歳以上」,「家庭での役割が3個以上」の方と比較した場合,「年齢が80歳未満」,「抑うっ傾向がない」の方では約3.7倍閉じこもりでないことが示された.
3.「年齢が80歳以上」,「家庭での役割が3個以上」の方と比較した場合,「年齢が80歳未満」,「家庭での役割が3個以上」,「抑うつ傾向がある」,「睡眠薬服用していない」の方では約2.5倍閉じこもりでないことが示された.
4. 「年齢が80歳未満」,「家庭での役割が3個以上」,「抑うつ傾向がある」,「睡眠楽服用している」の方と比較した場合,「年齢が80歳未満」,「家庭での役割が3個以上」,「抑うつ傾向がある」,「睡眠薬服用していない」の方では約3.4倍閉じこもりでないことが示された.
また,平成21年度はベースライン調査で同意が得られた対象2,144人に追跡調査を実施した.平成22年3月23日現在,調査票の回収割合は78.3%(1,678人)である.

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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