• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2008 年度 実績報告書

マルチスケールシミュレーションのための統合データベース

研究課題

研究課題/領域番号 20800025
研究機関大阪大学

研究代表者

木戸 善之  大阪大学, 臨床医工学融合研究教育センター, 特任助教(常勤) (70506310)

キーワードフィジオーム / オントロジー / 統合データベース / マルチスケールシミュレーション
研究概要

本研究では,マルチスケールシミュレーションの基盤構築を目的とし,フィジオーム・システムバイオロジーにおけるシミュレーションにて利用するための異分野データベースの統合に関する研究を行った.本研究ではまず遺伝子およびタンパク質の関連に着目し,タンパク質立体構造データベース,Protein Data Bank(PDB)を検索するために,遺伝子関連語彙情報オントロジーであるGene Ontologyの単語を機能アノテーションとした検索手法について開発を行った.PDBでは既にGene Ontologyの語彙が付与されているが,付与されていないエントリも数多くある。そのためタンパク質配列データベースであるUniversal Protein Research(UniProt)を利用し,タンパク質配列とそれに対応したGene On tologyの語彙の参照用データベースを構築し,補完した機能アノテーションの妥当性について評価した.また本研究ではマルチスケールシミュレーションで利用するためのデータ構造を定義するin-silico Markup Language(ISML)の語彙情報,in-silico Ontology(ISMO)と複数のデータベースやオントロジーを統合検索するメタオントロジーの設計と提案を行った.メタオントロジーでは,複数の言語体系であるオントロジーの共通項を探し出し,関連する語彙を探索することを可能にする,これにより複数の分野にまたがった統合的なデータベース検索が可能となり,例えばチャネルイオンタンパク質に関連する遺伝子,タンパク質,生体現象などの探索が可能になると考えられる.

  • 研究成果

    (5件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)

  • [雑誌論文] Specifications of insilico ML 1.0 : A Multilevel Biophysical Model Description Language2008

    • 著者名/発表者名
      Yoshiyuki Asai, Yasuyuki Suzuki, Yoshiyuki Kido, et al.
    • 雑誌名

      The Journal of Physiological Sciences Vol. 58 No. 7

      ページ: 447-458

    • 査読あり
  • [学会発表] A Method for Reducing Bounds of Compound Search by Dividing Structure Key2008

    • 著者名/発表者名
      Takashi Shimizu
    • 学会等名
      The 2008 Annual Conference of the Japanese Society for Bioinformatics
    • 発表場所
      千里ライフサイエンスセンター, 大阪
    • 年月日
      2008-12-15
  • [学会発表] A Method for Making a New Reference Set of PDB Entriesfor Retrieving Protein 3D Structures with Structural Annotations2008

    • 著者名/発表者名
      Masahiko Hamada
    • 学会等名
      The 2008 Annual Conference of the Japanese Society for Bioinformatics
    • 発表場所
      千里ライフサイエンスセンター, 大阪
    • 年月日
      2008-12-15
  • [学会発表] A Biological Analysis System using Data-Staging with GridFTP2008

    • 著者名/発表者名
      Yoshiyuki Kido
    • 学会等名
      The 5^<th> Korea-Japan Grid Symposium
    • 発表場所
      Jeju, Korea
    • 年月日
      2008-10-10
  • [学会発表] ISMO : in-Silico Modeling Ontologyの提案2008

    • 著者名/発表者名
      木戸善之
    • 学会等名
      生体医工学シンポジウム2008 (BMES2008)
    • 発表場所
      大阪大学
    • 年月日
      2008-09-19

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi