研究課題
若手研究(スタートアップ)
認知機能の中枢であるワーキングメモリは、その保持容量に限界がある。本研究では報酬付きの遅延見本合わせ課題遂行時の脳波計測を用いて、限界容量が金銭報酬などの社会性報酬によって増加することを示した。また脳波結果では、報酬がない条件に比べ報酬が多い条件で正解した時に、前頭β波が増加した。これは保持容量に関与する頭頂α波と相関した。以上より、β波とα波が動機づけとワーキングメモリの相互作用を表現していることが示唆された。
すべて 2010 2009
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (3件)
European Journal of Neuroscience Vol.31
ページ: 1683-1689