研究課題
若手研究(スタートアップ)
本研究は18世紀後期日本における近代的国家論の誕生を重視し、当該期の徳川政権の中枢を担った松平定信の国家論や政治観を摘出した。著述活動が盛んであった白川藩主時代の著作に注目し、「君民一体」論を中核として国家統合を図っていたこと。また祖先への報恩の強調、官刻孝義録の出版などにより、定信政権は「孝」イデオロギーの強化によって内憂外患を乗り切ろうとしていたなど、新たな知見を提示した。
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すべて 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (3件) 図書 (2件) 備考 (1件)
日本思想史研究 41号
ページ: 118-137
史学雑誌(2008年度近世、思想編) 118-5
ページ: 827-830
日本思想史研究 40号
ページ: 99-108
年報日本思想史 7号
ページ: 57-60
文芸研究 165集
ページ: 76-77
http://www.sal.tohoku.ac.jp/shisoshi/