研究課題
若手研究(スタートアップ)
本研究は、15・16世紀フランス王国において、いくつもの高等法院(王国の最高裁判所)が設立された過程を検討することを通じ、当時の国王支配の特質を明らかにするものである。時々の王権はパリからの距離、王領編入時における当該地域と王権との関係、そして裁判組織に関する在地諸身分の要望などを考慮して、地方高等法院導入の是非を決定した。こうして王は、各地で長い伝統をもつ裁判慣行を維持、調整しながら、統一的な裁判体系の確立を目指したことを明らかにした。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (4件)
秋大史学、秋田大学史学会学会誌 第56号
ページ: 1-29
西洋史研究、西洋史研究会学会誌 新輯第37号
ページ: 199-209