研究課題
若手研究(スタートアップ)
佐藤春夫のジャンル意識とナショナルアイデンティティの形成にとって、1920年の中国旅行は重要な意味を持っていた。日本の軍事筋が握っていた当時の歴史資料を参照することで、春夫の紀行文を客観的に検証し、その成果を中国のシンポジウムにて紹介した。また、春夫の敗戦直後の肉筆資料を分析することで、戦争詩人としてのイメージからいかに戦後社会への適応を図ったのか、そのプロセスを具体的に確認することができた。
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日本学研究―2009年上海外国語大学日本学国際論壇紀念論文集 1巻
ページ: 209-213
東京大学国文学論集 4号
ページ: 121-136
http://repository.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/dspace/handle/2261/24405