イギリス文化政策における教育の位置づけに関する研究-1970年代の改革を中心に-

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20820047
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 芸術学・芸術史・芸術一般
• 研究機関: 昭和音楽大学
• 研究代表者: 新藤 浩伸 東京音楽大学, 音楽学部・音楽学科音楽教育専攻, 専任講師 (70460269)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: 文化政策 / 生涯学習 / 社会教育 / 成人教育 / イギリス / アーツ・マネジメント / カルチュラル・スタディーズ / 文化会館

研究概要

本研究は、1970年代イギリスを中心に、(1)成人教育における芸術の位置づけ、(2)アーツ・カウンシル教育部門、(3)コミュニティ・アート運動、(4)アーツセンターの設立経緯および運営内容、という主題を明らかにした。その結果、文化政策および生涯学習・社会教育政策の充実、民間非営利の学習文化活動の支援、地域社会における公共文化施設の持つ意味など、豊かな市民社会を形成する政策的・実践的基盤に関する国際的な視野を獲得することができた。

研究成果

• [雑誌論文] 戦前期における公会堂の機能に関する考察-日比谷公会堂を対象に- (2010)
  • 著者名/発表者名: 新藤浩伸
  • 雑誌名: 文化経済学 第7巻第1号 ページ: 41-50
  • 査読あり
• [雑誌論文] 公立文化会館をめぐる教育学研究の現状と課題-歴史研究の可能性に注目して- (2009)
  • 著者名/発表者名: 新藤浩伸
  • 雑誌名: 研究紀要 第28巻 ページ: 54-62
  • 査読あり
• [雑誌論文] 新しい教育法制度下における公民館の可能性 (2009)
  • 著者名/発表者名: 新藤浩伸
  • 雑誌名: トリターマ 第4号 ページ: 1
• [学会発表] 英国のアーツカウンシルは日本の芸術文化政策のモデルとなりうるか?～『アーツカウンシル50年史』から見たアーツカウンシル運営の現実～ (2010)
  • 著者名/発表者名: 小林真理、長嶋由紀子、稲木徹、蒲池卓巳、金牡蘭、佐藤良子、佐藤李青(代表)、中村美帆、新藤浩伸
  • 学会等名: 日本文化政策学会第3回年次研究大会(若手ポスターセッション)
  • 発表場所: 東京藝術大学千住キャンパス
  • 年月日: 2010-01-10
• [学会発表] 日比谷公会堂の催事にみる戦前期公会堂の運営状況に関する考察 (2010)
  • 著者名/発表者名: 新藤浩伸
  • 学会等名: 日本文化政策学会第3回年次研究大会
  • 発表場所: 東京藝術大学千住キャンパス
  • 年月日: 2010-01-10
• [学会発表] 昭和初期～占領期における公会堂の機能に関する考察-日比谷公会堂を対象に (2009)
  • 著者名/発表者名: 新藤浩伸
  • 学会等名: 日本社会教育学会第56回研究大会
  • 発表場所: 大東文化大学
  • 年月日: 2009-09-19
• [学会発表] 1970年代における英国アーツ・カウンシルの改革-教育部門設立を中心に- (2008)
  • 著者名/発表者名: 新藤浩伸
  • 学会等名: 日本社会教育学会第55回研究大会
  • 発表場所: 和歌山大学
  • 年月日: 2008-09-20
• [備考] 新藤浩伸、日比谷公会堂80年が語る公共ホールの過去と未来、しんぶん赤旗、2009年10月8日、第9面
• [備考] 新藤浩伸、若者の生きにくさを支える表現・文化活動、『月刊社会教育』(社会教育推進全国協議会編、国土社発行)、第53巻第2号、2009、pp.41-44
• [備考] 新藤浩伸、価値創造拠点としての公民館、国立市公民館交流会、2009年11月26日(市民講座助言者)
• [備考] 新藤浩伸、社会教育法の変遷と今日-市民の学習・文化活動の公的支援の現代的意義-、東京都公民館連絡協議会新任職員研修第2回、2008年5月30日、東京都多摩市永山公民館(研修会講師)