研究課題
若手研究(スタートアップ)
本研究は九州地方における渡来語の受容史の解明を目的として実施された。方法は地理言語学の手法によった。まず九州地方各県で方言実地調査を実施し,その結果をデータベース化した。続いて調査項目のうち,ContasとRosario(カトリックで用いる念珠)を取り上げ,その受容史を論文にまとめた。またキリシタン語彙の多くは,近世のキリシタン禁制時代以降絶滅に向かっていたが,近年,バテレン,クルスなどの語が商品名として利用されるようになるなど,復活する動きを見せていることが明らかとなった。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件) 図書 (2件)
Slavia Centralis vol.1
ページ: 150-161
Dialectologia vol.4
ページ: 83-106
広島経済大学研究論集 32巻1号
ページ: 93-99