研究課題
若手研究(スタートアップ)
本研究は日本中世の仏教を主題とする絵巻を対象として、作品とそれをとりまく文化史的背景に着目して分析を進めた。研究遂行にあたっては、絵巻作品の綿密な調査を重視し、仏教絵巻の詞書や図様が何をもとに生み出されたのか、またそれらが他の作品へとどのように受容されたのかを、物語絵や説話画といった多様な物語絵画における表現との比較から検証を進めた。あわせて、仏教絵巻が構築する中世日本の世界観や歴史認識に関しても議論を深めた。
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美術研究 399号
ページ: 1-36
http://www.tobunken.go.jp/