20世紀ドイツにおけるヨーロッパ統合運動の研究-戦前・戦後の連続性と断絶を中心に

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20830001
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 国際関係論
• 研究機関: 北海道大学
• 研究代表者: 板橋 拓己 北海道大学, 大学院・法学研究科, 助教 (80507153)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: ドイツ / ヨーロッパ / 統合 / 国際政治

研究概要

本研究は、20世紀ドイツにおけるヨーロッパ統合運動につき、戦間期からの人的・思想的な連続性という観点に注目し、「ドイツ・ヨーロッパ連盟」という団体(及びその創設者ヴィルヘルム・ハイレ)を中心に検討することによって、積極的にヨーロッパ統合に関与し続ける現代ドイツ政治の思想的・歴史的・社会的基盤の一端を明らかにしたものである。

研究成果

• [雑誌論文] 第三帝国下の「中欧」の運命-カール・シュミット『国際法的広域秩序』を読む (2009)
  • 著者名/発表者名: 板橋拓己
  • 雑誌名: 新世代法政策学研究 第2号 ページ: 305-328
  • 査読あり
• [雑誌論文] 『中欧』から『ヨーロッパ合衆国』へ -ヴァイマル期におけるヴィルヘルム・ハイレの欧州統合思想 (2009)
  • 著者名/発表者名: 板橋拓己
  • 雑誌名: ゲシヒテ 第2号 ページ: 75-84
  • 査読あり
• [雑誌論文] イツ現代史における「ヨーロッパ」理念の諸相-ヴァネッサ・コンツェの研究によせて (2009)
  • 著者名/発表者名: 板橋拓己
  • 雑誌名: 北大法学論集 第59巻5号 ページ: 257-264
  • 査読あり
• [雑誌論文] 読書空間:トニー・ジャット『ヨーロッパ戦後史』 (2008)
  • 著者名/発表者名: 板橋拓己
  • 雑誌名: 論座 第161号 ページ: 308-311
• [学会発表] 中欧』の模索-ドイツ・ナショナリズムの一系譜 (2009)
  • 著者名/発表者名: 板橋拓己
  • 学会等名: 北大政治研究会
  • 発表場所: 札幌北スカイビル
  • 年月日: 2009-01-22
• [図書] 中欧の模索-ドイツ・ナショナリズムの一系譜 (2010)
  • 著者名/発表者名: 板橋拓己
  • 総ページ数: 310
  • 出版者: 創文社
• [図書] 原典ヨーロッパ統合史-史料と解説 (2008)
  • 著者名/発表者名: 遠藤乾編
  • 総ページ数: 8-55
  • 出版者: 名古屋大学出版会