望ましい学校選択制度設計:マッチング理論によるアプローチ

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20830024
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 理論経済学
• 研究機関: 政策研究大学院大学
• 研究代表者: 安田 洋祐 政策研究大学院大学, 政策研究科, 助教授 (70463966)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: ゲーム理論 / マッチング / 学校選択制 / 制度設計

研究概要

本研究では、近年わが国でも関心の高まる公立学校選択制を、ゲーム理論の一分野であるマッチング理論と呼ばれる手法を用いて分析した。具体的には、既存のマッチング理論を、学校選択固有の問題に対応できる形に拡張・発展させると共に、その手法を用いて、米国や日本で実際に使用されている代表的な運営方式を分析し、その性能を比較・評価した。また、理論的に望ましい新制度を検討し、政策提言も行った。

研究成果

• [雑誌論文] マッチング・マーケットデザイン (2009)
  • 著者名/発表者名: 小島武仁、安田洋祐
  • 雑誌名: 経済セミナー No.647 ページ: 135-145
• [雑誌論文] 学校選択制を経済学で考える (2009)
  • 著者名/発表者名: 安田洋祐
  • 雑誌名: 週刊エコノミスト 1月13日号 ページ: 46-49
• [雑誌論文] Expanding "Choice" in School Choice、Discussion Papers (2008)
  • 著者名/発表者名: Atila Abdulkadiroglu, Yeon-Koo Che, Yosuke Yasuda
  • 雑誌名: Columbia University Department of Economics ページ: 0809-09
• [雑誌論文] Resolving Conflicting Preferences in School Choice: the "Boston" Mechanism Reconsidered
  • 著者名/発表者名: Atila Abdulkadiroglu, Yeon-Koo Che, Yosuke Yasuda
  • 雑誌名: American Economic Review (forthcoming)
  • 査読あり
• [学会発表] Resolving Conflicting Preferences in School Choice: the "Boston" Mechanism Reconsidered (2009)
  • 著者名/発表者名: Yosuke Yasuda
  • 学会等名: UECE Lisbon Meeting 2009
  • 発表場所: リスボン
  • 年月日: 2009-11-06
• [学会発表] Understanding Stable Matchings: A Non-cooperative Approach (2009)
  • 著者名/発表者名: Yosuke Yasuda、EEA-ESEM
  • 発表場所: バルセロナ
  • 年月日: 2009-08-24
• [図書] 学校選択制のデザイン-ゲーム理論アプローチ (2010)
  • 著者名/発表者名: 川越敏司、小島武仁、佐藤孝弘、瀧澤弘和、友枝健太郎、成田悠輔, 安田洋祐(編著)
  • 総ページ数: 173
  • 出版者: NTT出版
• [備考] 研究用ホームページ(日本語)
  • URL: http://sites.google.com/site/yosukeyasuda/jp
• [備考] 研究用ホームページ(英語)
  • URL: http://sites.google.com/site/yosukeyasuda/
• [備考] 「学校選択制デザインプロジェクト」(VCASI)のホームページ
  • URL: http://www.vcasi.org/scdp