研究課題
若手研究(スタートアップ)
精神保健福祉領域で働くソーシャルワーカーとサービス利用者に対してインタビュー調査を行い、利用者と援助者の対等な関係の在り方を検討した。援助者は非対等な現実を前に専門性と対当性の両立を目指して援助関係を模索し、特別な利用者との出会いによって対等性を見いだす。利用者は、「内なる偏見」を抱えた状態から、徐々に自己肯定感と他者との対当性を見いだすが、援助者の「話を聞いてくれる」姿勢が主体性を高め対等性の確保に役立つと考えられた。