ろう教育の有効性:聴覚障害者の基礎学力向上と真の社会参加を目指して

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20830119
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 経済政策
• 研究機関: 立命館大学
• 研究代表者: 坂本 徳仁 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 障害福祉研究部, 流動研究員 (00513095)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: ろう教育 / プログラム評価 / 障害者政策

研究概要

聴覚障害児童の学力決定要因や教育方法についての計量分析から、ろう学校間の教育効果の格差が示唆された。また、ろう学校教員対象の聞き取り調査では、児童の不適応行動に対するろう者・健聴教員間の意識格差や、三年で配置替えとなってしまう現状への不満など、現行制度が抱える諸課題が示唆された。手話通訳事業の調査では、手話通訳養成事業の抱える諸課題や手話通訳の利用状況・問題点が明らかになった。

研究成果

• [雑誌論文] 人口内耳装用児におけるリテラシー・言語・学力 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂本徳仁
  • 雑誌名: コア・エシックス Vol.5 ページ: 161-170
  • 査読あり
• [学会発表] 障害者関連諸制度が障害者労働に及ぼす影響についての考察、 (2010)
  • 著者名/発表者名: 坂本徳仁
  • 学会等名: 公開シンポジウム「聴覚障害者の情報保障を考える」
  • 発表場所: 立命館大学
  • 年月日: 2010-03-22
• [学会発表] 音声認識エンジンを用いた字幕化支援の現状と課題 (2010)
  • 著者名/発表者名: 櫻井悟史、坂本徳仁、鹿島萌子
  • 学会等名: 公開シンポジウム「聴覚障害者の情報保障を考える」
  • 発表場所: 立命館大学
  • 年月日: 2010-03-22
• [学会発表] 言語の費用負担と言語的正義の問題 (2010)
  • 著者名/発表者名: 坂本徳仁
  • 学会等名: 公開研究会「聴覚障害者における文化の承認と言語的正義の問題」
  • 発表場所: 立命館大学
  • 年月日: 2010-02-12
• [学会発表] 音声認識エンジンを用いた聴覚障害者支援の実現可能性について (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂本徳仁
  • 学会等名: 第六回障害者の生活・教育支援研究会
  • 発表場所: 立命館大学
  • 年月日: 2009-11-09
• [学会発表] 聴覚障害者の進学と就労:現状と課題 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂本徳仁
  • 学会等名: 第六回障害者の生活・教育支援研究会
  • 発表場所: 立命館大学
  • 年月日: 2009-11-09
• [学会発表] 聴覚障害者の情報保障と手話通訳事業に関する考察:三つの自治体の実態調査から (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂本徳仁、佐藤浩子、渡邉あい子
  • 学会等名: 障害学会第6回大会
  • 発表場所: 立命館大学
  • 年月日: 2009-09-27
• [学会発表] 京都府京都市における手話通訳の状況 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂本徳仁
  • 学会等名: 第三回障害者の生活・教育支援研究会
  • 発表場所: 立命館大学
  • 年月日: 2009-04-30
• [学会発表] 手話通訳制度の現状と課題 (2009)
  • 著者名/発表者名: 坂本徳仁
  • 学会等名: 第一回障害者の生活・教育支援研究会
  • 発表場所: 立命館大学
  • 年月日: 2009-01-19