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2008 年度 実績報告書

知的財産マネジメントに関する国際比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 20830122
研究機関関西大学

研究代表者

西村 成弘  関西大学, 商学部, 准教授 (70511723)

キーワード経営学 / 経営史 / 知的財産管理 / 特許管理 / 国際比較 / エンフォースメント / アメリカ企業
研究概要

知的財産権のエンフォースメントとマネジメントの展開について国際比較を行い,有用な知的財産マネジメント概念を構築するため,本年度においては,代表的なアメリカ企業の特許出願・取得状況に関する計量的な基礎調査および企業史料調査を行った。
1.計量的調査:1880年から1930年までのアメリカ企業(ゼネラル・エレクトリック社。ウェスチングハウス社については一部)のアメリカ特許取得データを,独立行政法人工業所有権情報・研修館,国立国会図書館,米議会図書館の資料およびデータベースを用いて収集し,データベース構築のための整理を行った。特許索引を用いた情報検索および手作業による電子データ化は,全体の約60%まで完了することができた。計量的調査は今後さらに後の年代までのデータベース構築を目指しアルバイトによる支援を得て推進する計画である。2.企業史料調査:アメリカ企業(ゼネラル・エレクトリック社)における知的財産マネジメントの発生と展開について,スケネクタディ文書館にて経営史料の収集を行い,主として前身企業であるトムソン=ヒューストン社における知的財産マネジメントの実態,1950年代のゼネラル・エレクトリック社における実態をうかがい知ることができる適切な資料が得られた。後者については,限られた期間ではあるが,知的財産部門における発明発掘業務,ライセンス業務,エンフォースメントおよびその組織能力に関するまとまった資料を入手することができた。成果の一部は別記欧文紀要に英語論文として掲載し発表した。今後さらに有用な知的財産マネジメント概念を拡充・展開できるよう調査を進める。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Foreign Business and Patent Management before WWI : A case study of the General Electric Company2009

    • 著者名/発表者名
      Shigehiro NISHIMURA
    • 雑誌名

      Kansai University Review of Business and Commerce 11

      ページ: 77-98

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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