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2009 年度 実績報告書

自動車静脈産業におけるマテリアルフローコスト会計の実行可能性に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20830135
研究機関保健医療経営大学

研究代表者

木村 眞実  保健医療経営大学, 保健医療経営学部, 講師 (80516865)

キーワードマテリアルフローコスト会計 / 環境管理会計 / 静脈産業 / 解体業 / 自動車 / 資源循環 / 管理会計 / 環境会計
研究概要

平成21年度では、解体業の業務内容を理解するにつれ、果たして、解体業をはじめとする静脈産業へMFCAを適用することが可能なのかどうか、そして、理論上可能であれば、それを検証することが重要ではないかという問題意識が芽生えた。
その結果、今年度では、MFCAの適用可能性に関する理論研究に終始し、以下の結論を導いた。
・自動車静脈産業へのMFCAの適用可能性について
自動車解体業の生産プロセスにて「正の製品」および「負の製品」がアウトプットされる。したがって、自動車静脈産業へMFCAを適用することは可能である。
・MFCAを適用する意義について
MFCAを静脈産業に適用することで、「産業全体」としての「負の製品」は、静脈産業からアウトプットされる「負の製品」であると表すことができる。MFCAによって、「負の製品」の物量情報だけでなく金額情報をも示すようにすることで、資源循環型社会を支える静脈産業が、(「正の製品」のアウトプットによって)産業全体の「負の製品」の削減に貢献していることを、わかりやすく示すことができる。つまり、静脈産業へMFCAを適用することによって、静脈産業の社会的貢献を示すとともに、彼らの社会的評価が高められることを可能とすると考えられる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2010 2009

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 自動車解体業における生産管理-マテリアルの生産について-2010

    • 著者名/発表者名
      木村眞実
    • 雑誌名

      保健医療経営大学紀要 2

      ページ: 9-13

  • [雑誌論文] 社会的パースペクティブによる環境会計の考察-MFCAを対象として-2009

    • 著者名/発表者名
      木村眞実
    • 雑誌名

      九州経済学会年報 47

      ページ: 53-60

    • 査読あり
  • [学会発表] 静脈産業におけるマテリアルフローコスト会計-自動車解体業を対象として-2009

    • 著者名/発表者名
      木村眞実
    • 学会等名
      会計理論学会
    • 発表場所
      拓殖大学
    • 年月日
      2009-10-17

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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