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2008 年度 実績報告書

軽度の発達障害のある若者を対象とした就労準備支援教材の開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20830144
研究機関国立身体障害者リハビリテーションセンター研究所

研究代表者

寺田 容子  国立障害者リハビリテーションセンター研究所, 福祉機器開発部, 流動研究員 (00510596)

キーワード就労準備支援 / キャリア教育 / 移行支援 / 発達障害 / 質問紙調査 / チェックリスト
研究概要

【目的】
就労準備支援教材(ワークブック)の開発に向け,発達障害のある(または疑いのある)高校生に必要とされる,就労準備教育の学習項目を明らかにした。
【成果】
(1)・発達障害のある人の就労準備に関する26の学習項目を,現場のニーズをふまえて整理・分類し,就労準備に関する学習要素を抽出するために因子分析を行った。その結果,<因子1:職業観,勤労観の形成>,<因子2:障害者枠での就労に関する現実的知識の獲得>,<因子3:就労前後に求められる能力からみた自分に合った働き方の理解>,<因子4:現実を見据えた進路選択方法の理解>,<因子5:社会状況をふまえたキャリア設計の理解>,<因子6:自分の特性に応じた職種の理解>という,6つの因子が抽出された。
(2)上の6つの就労準備に関する学習の要素について,指導上の優先度を確認することをねらいとして,「発達障害のある人への就労準備支援経験」がある者は,因子1〜6のうち,どれをより高く重要であると評価しているかについて確認した。分散分析を行った結果,因子6=因子3>因子1>因子4>因子2=因子5の順で,有意な差があり,これら6つの学習要素の優先度が確認された。
(3)上の分析で抽出された因子をチェックリストの大項目とし,26項目の学習項目を割りあてたリストを作成した。また,その学習優先度についても指針としてまとめた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 特別支援教育のハンドブックの使いやすさを高める要因とその充足の効果の検討-通常の学級での特別支援教育の充実に向け-2008

    • 著者名/発表者名
      寺田容子, 滝口圭子, 武澤友広, 落合俊郎
    • 雑誌名

      LD研究 17(2)

      ページ: 61-70

    • 査読あり
  • [学会発表] 当事者との対話から考える,就労を見据えた教育のあり方2008

    • 著者名/発表者名
      寺田容子, 宮本昌子, 滝口圭子, ソルト, くま
    • 学会等名
      日本LD学会(第17回大会)
    • 発表場所
      広島県東広島市広島大学
    • 年月日
      2008-11-22

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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