研究課題
若手研究(スタートアップ)
タンタル(Ta)酸化物の単結晶基板上に電界効果トランジスタ(FET)構造を作製し、表面に誘起される二次元的なキャリアの物性を調べた。電子層の磁気抵抗を2K程度の低温で測定した結果、電子の反局在効果という現象を観測した。反局在効果を詳細に解析したところ、従来の半導体の系と比較してスピンの回転長が数10nmと顕著に短いことがわかった。強いスピン軌道相互作用下におけるスピンと電場の相互作用を理解するうえで興味深い成果であると考えられる。
すべて 2010 2009
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (4件)
J. Appl. Phys 107
ページ: 074508
Phys. Rev. B 80
ページ: 121308(R)