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本研究の目的は第一原理計算と古典的分子動力学を駆使して、水素製造や貯蔵技術に必要なメソーナノ多孔質酸化物構造の合理的な設計とキャラクタリゼーションを行うことである。初年度にかなりの進歩がみられた。まず、密度汎関数法の範囲内でSiO2表面とアンモニア硼化物BH3NH3分子吸着構造に注目した。共同研究者である合衆国太平洋北西国立研究所の実験グループが本系に関して画期的な研究成果を挙げた。我々もまた、モンテカルロ法を駆使して、非晶質SiO2マトリックス中のメソ構造多孔質体の原子モデルと、さらにその表面機能性を計算することができた。また、TiO2やGeO2の分子間ポテンシャルを計算し、A1203の分子間ポテンシャルを、現在、計算展開中である。これらの成果について、国際学術誌に投稿中である。
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