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2008 年度 実績報告書

感染症診断への応用を目指す糖ペプチドアレイの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20890007
研究機関北海道大学

研究代表者

加藤 健太郎  北海道大学, 大学院・先端生命科学研究院, 博士研究員 (50508885)

キーワード糖ペプチドアレイ / レクチン / 感染症
研究概要

当該年度は対象となる感染菌(赤痢菌アメーバおよびクリプトスポリジウム)レクチンの発現および単離精製を行った。東京大学大学院薬学系研究科生体異物学教室・入村達郎教授から両感染菌レクチンのcDNAが組み込まれたベクターコンストラクトを数種類いただいた。様々な発現系の中から大腸菌を用いて両レクチンを発現することができ、大量培養した大腸菌体からの両レクチンの単離および精製を行った。大腸菌で発現させた赤痢菌アメーバレクチンの活性測定はアシアロBSMをコーティングしたELISA法を用いて行った。赤痢菌アメーバレクチンの活性を確認することができ、MUC2糖ペプチドを固相化した糖ペプチドアレイが作成でき次第、認識プロファイルを確認する。クリプトスポリジウムレクチンに関しては精製までできたので同様の活性測定を行う。糖ペプチドアレイに固相化するMUC2糖ペプチドの合成に関しては大腸・小腸に主に発現しているMUC2ムチンのタンデムリピート部のアミノ酸配列(PTTTPITTTTTVTPTPTPTGTQT)を参考にし、PTTTPITTTTTVおよびVTPTPTPTGTQTというペプチド配列を合成した。様々なバリエーションで糖鎖が付加したペプチドの合成は来年度行う。

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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