研究課題
若手研究(スタートアップ)
本研究では臨床的に広く認知されている心腎連関の事象に対して、低酸素転写因子の糖化修飾異常の観点から分子生物学的検討を行った。慢性腎不全にて蓄積するメチルグリオキサールを候補物質とした検討では、培養細胞の低酸素応答において有意な影響が認められなかった一方、高血糖環境は最大約20%の低酸素応答の減弱をもたらした。本結果は、心腎連関ならびにメタボリックシンドロームの分子メカニズム解明の手がかりとなりうる重要な知見であると考えられた。
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Current Opinion in Nephrology and Hypertension 19(1)
ページ: 43-50