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2009 年度 実績報告書

重症肺気腫/呼吸不全に対するヒト脂肪幹細胞シート移植を用いた新たな治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 20890118
研究機関大阪大学

研究代表者

重村 周文  大阪大学, 医学系研究科, 助教 (30505508)

キーワード肺気腫 / 細胞シート治療 / 肺の再生医学 / アポトーシス / High Resolution CT
研究概要

(1)エラスターゼ気管内注入により作成したイヌ肺気腫モデルの病勢進行評価を,予定通りエラスターゼ注入前,注入後3ヶ月,6ヶ月目にそれぞれ血液ガス分析(PaO2,PaCO2,PH)および画像診断にて行った。画像診断には大阪府立大学獣医学センターの協力の下,High Resolution CTを用いて,詳細な検討を行った。
著明な気腫変化の進行を経時的に認め,モデルの確立を画像診断の観点から確認した。
(2)モデル確立後1ヶ月目に,あらかじめ採取・作成していた骨格筋芽細胞シートを開胸後,外科的に気腫肺に移植(治療)し,その効果を治療後3ヶ月目,6ヶ月目に同様の血液ガス分析・画像診断法にて行った。
治療群(n=2;n=3で開始も1匹は評価未完遂)において,非治療群(n=2)に比し,機能(血液ガス分析),画像診断(High Resolution CT)共に著明な改善(Decrease in emphysematous changes, Increase of normal alveolar tissue)を認めた。評価終了後,実験モデルはすべてsacrificeされ,当初の予定通り,病理組織像(1.肺胞上皮細胞におけるDNA新生2.肺胞中隔細胞のアポトーシス抑制3.小肺血管における血管新生)の変化およびそれらの定量的評価の比較を行った。

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公開日: 2011-06-16   更新日: 2016-04-21  

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