1. 研究目的:産後の再喫煙を防止するために、妊産婦と夫への禁煙サポート方法を検討することである 2. 研究方法: 1)文献検討:国内外の妊産婦と夫の妊娠・出産後の喫煙状況及び妊産婦の禁煙サポート方法の現状と課題に関する文献検討を行った。 2)プレテスト:夫の妊娠・出産を境とした喫煙行動の変化、喫煙行動に関連する要因については明らかになっていないことから多方面から要因を抽出することを目的として概ね4ヵ月頃までの乳児を持つ父親で次の条件に該当する者に半構成的面接調査を行った。 対象者の条件:(1)妊娠判明前に喫煙していたが妊娠を機会に禁煙し産後も禁煙を継続している者、(2)妊娠判明前から産後も喫煙を継続している者 データ収集方法:2009年2月より研究協力機関である兵庫県西宮市から対象者の紹介を得た。対象者には、研究目的を説明し同意を得た後、家庭訪問を行いインタビューガイドに沿って2名に面接調査を行った。 データ分析方法:面接内容を逐語録に起こし、質的に分析を行っている。 3. 結果:プレテストで2名の対象者からデータを得ることができた。妊娠・出産を境とした喫煙行動・喫煙に対する思いや考え方について語っていただいたデータを現在分析中対象条件に該当する者が少ないため、平成21年度も継続してデータを収集し、そこから本調査で行う質問項目を作成していく。
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