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2009 年度 研究成果報告書

KLEIPの発癌機構における役割についての検討

研究課題

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研究課題/領域番号 20890145
研究種目

若手研究(スタートアップ)

配分区分補助金
研究分野 泌尿器科学
研究機関山口大学

研究代表者

原 貴彦  山口大学, 医学部附属病院, 助教 (70511715)

研究期間 (年度) 2008 – 2009
キーワードKLEIP / 尿路上皮癌
研究概要

われわれは、Kelch-like ECT2 binding protein(KLEIP)を単離し、KLEIPがMDCK細胞において細胞接着に関与していることを見出した。今回、われわれは膀胱癌におけるKLEIPの発現を免疫組織学的手法を用いて検討した。
まず、代表的な膀胱癌細胞株のKLEIPの発現について免疫蛍光法で検討した。調べた細胞株のすべてにKLEIPは発現していた。蛍光免疫染色法を用いたGolgi makerとの多重染色の結果,膀胱癌細胞株においてKLEIPはGolgi装置に局在していることを明らかにした.
次に、抗KLEIP抗体を用いた免疫組織学的染色法で膀胱正常組織と膀胱癌のKLEIP発現量を検討した。その結果、KLEIP発現量は癌の悪性度と相関がある可能性が示された。以上より、抗KLEIP抗体による免疫染色法は悪性度判定の新しいツールとして有用であると期待された。

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公開日: 2011-06-18   更新日: 2016-04-21  

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