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2008 年度 実績報告書

Sp6分子構造の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 20890151
研究機関徳島大学

研究代表者

萩田 浩子  徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 技術員 (30512123)

キーワードSp6 / SUMO化 / 翻訳後修飾 / メチル化 / 歯胚特異的
研究概要

歯胚特異的に発現する転写因子Sp6の翻訳後修飾のSUMO化の有無を確認する目的で、SUMO化酵素の発現ベクターHA-Ubc9、HA-SUMOlGG(SUMO aclive form)、HA-SUMOlG(SUMO inactive form)を準備した。発現ベクターはhumanの全長cDNAを発現ベクターpCGN-HAのXba I sileに組み込んだものである。
SUMOはC末端部分が加水分解されてGG(グリシン、グリシ)が露出し成熟型(GG)になるが、HA-SUMOIGはGGを欠損させたベクターで目的タンパクと共有結合できない。これらのベクターをCos7細胞に共発現させHA抗体でウエスタンブロットを行った結果、SUMO aclive form存在下でSDS-PAGE上の移動度が遅いバンドとadditionalなバンドが検出された。Sp6がSUMO化を受ける部位やSUMO化の細胞内局在や転写活性への変化は現在解析中である。
またSp6の遺伝子発現制御に重要な役割を果たしていると思われるDNAメチル化の状態を解析するために慎重に検討している。DNAメチル化解析はバイサルファイトシークエンスにより行い、メチル化誘導化剤を添加した場合などの諸条件によりメチル化マップの変化を比較することを検討している。また、翻訳後修飾のリン酸化、ユビキチン化の有無や転寧活性化能への影響も検討する予定である。
Sp6は歯胚特異的に発現する遺転子であり、Sp6欠損は過剰歯やエナメル質形成機転の異常なをもたらすと報告されている。Sp6分子構造と機能解析は歯胚形成機序の解明,さらに将来の再生の臨床応用に重要な知見となると考えられ、Sp6の翻訳語修飾の有無を確認した本研究の成果はその一助となると考えられている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] orf260cra, a novel mitochondrial gene, is associaled with the homeotic transformation of slamens into pistil-like structures (pistillody) in alloplasmic wheat.2008

    • 著者名/発表者名
      Yan Zhu
    • 雑誌名

      Plant & Cell Physiolosy. 49

      ページ: 1723-1733

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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