しなやかな炭酸含有アパタイト骨置換材の創製

2009 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20890162
• 研究種目: 若手研究(スタートアップ)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 補綴系歯学
• 研究機関: 九州大学
• 研究代表者: 丸田 道人 九州大学, 大学院・歯学研究院, 助教 (40507802)
• 研究期間 (年度): 2008 – 2009
• キーワード: 生体材料 / セラミックス

研究概要

従来型のアパタイト骨補填材にはない海綿骨が持つ「しなやかさ」を模倣するためにコラーゲンとの複合化を行った。フォームの調整にはポリウレタンフォームを鋳型として利用した。反応焼結法を用いて炭酸カルシウムフォームを作成し、これを複数回繰り返すことにより炭酸含有アパタイトフォームの機械的性質の向上が認められた。また、in vivo (vitro)による実験結果からも本手法で調製された骨補填材が有用であることが示唆された。