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2008 年度 実績報告書

男性型脱毛症とアンドロゲンレセプター遺伝子のプロモーター環境との関連に対する研究

研究課題

研究課題/領域番号 20890192
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

北川 朋子  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (20515267)

キーワード男性型脱毛症 / アンドロゲンレセプター
研究概要

研究代表者はアンドロゲンレセプター(以下AR)の発現量の調節機構が、男性型脱毛症(以下AGA)の発症、さらには発症後の進行速度の重大な決定要素と考えた。そこでアンドロゲンレセプター遺伝子の発現調節メカニズムとして、ARプロモーター領域の遺伝子多型の解析を試みている。
平成20年度はサンプルであるAGAの患者とAGAでない患者の末梢血の採取をおこない、これらの細胞よりDNAを回収し、サンプル収集に努めた。
AGA患者数は増加傾向にあるも、サンプル収集には時間を要する。今後も引き続きサンプル収集を継続し、母数の蓄積を目指す。採取したサンプルよりDNAを用いてPCR法にてアンドロゲンレセプターのプロモーター領域を増幅させシークエンスする。これにより遺伝的素因との関係を明らかにする。
AGA患者と健常者の間で何らかのDNAメチル化調節機構の差異があり、その結果アンドロゲンレセプターの発現に差が生じている可能性が考えられる。AGAに対する人々の高い関心は、AGA治療薬の高い需要が明らかに証明している。AGAにおけるアンドロゲンレセプターの研究はなされているものの、遺伝的素因を含めた具体的なメカニズムは未だ不明な点が多い。AGAの発症メカニズムの解明が期待されているが、本課題は重大な基礎的知見を明示するものと考える。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Keratinocyte Growth inhibition through the modification of Wnt Signaling by Androgen in balding Dermal Papilla Cells.2009

    • 著者名/発表者名
      Tomoko Kitagawa
    • 雑誌名

      The Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism. 94(4)

      ページ: 1288-1294

    • 査読あり

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公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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