研究概要 |
本研究では、イノシトール1,4,5-三リン酸受容体(IP_3Rs)のサブタイプのひとつであるIP_3R-III型の破骨細胞における細胞接着との関わりのさらなる解析を行うため、IP_3R阻害剤であるゼストスポンギンC(XSC)を用いて破骨細胞への影響を調べた。XSCの存在下において破骨細胞の形態変化として収縮が認められ、破骨細胞の細胞接着部位であるポドゾーム発現部位とIP_3R-III型の共存の減少を認め、IP_3R-III型はポドゾームにおいてアクチン細胞骨格の調節に重要な役割を果たしていることが示唆された。
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