有限要素解析のための欠損歯列並びに部分床義歯、インプラント体からなる3次元構築モデルを構築し、これを用いて次年度に義歯荷重時の動態解析を行う予定として、今年度行った内容について報告する。・・ 対象とする欠損歯列パターンの選択は昭和大学歯科病院補綴科に通院していて義歯を使用している100名の患者から頻度の高い多数歯欠損又は咬合支持が失われた遊離端欠損である症例を抽出した。・ 欠損歯列症例の資料採得は、被験者の可能性のある患者の口腔内写真(申請購入品)、口腔内基本診査、模型資料採得(申請消耗品)、咬合採得、デンタルX線撮影等の資料採得を行っている。また、20年度申請設備品FEMソフトウェアの購入、およびセッティングを行いプログラムの始動を実施し、患者個別のデータを入力し、分析を開始した。・ CTデータの取り込みは、CTデータとして使用する被験者の本学倫理委員会の申請を準備している。また20年度申請設備品3Dソフトウェアを購入、およびセッティングを行いプログラムの始動を実施した。・・ なお、データの分析実況としてはまだ初期段階として、3Dでは残存歯と顎堤部の形態、FEMでは、骨組織と残存歯の状態について分析を行っているところである。今後このデータをさらに解析しながら、3DデータとFEMデータを重ねていく予定である。・
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