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2008 年度 実績報告書

低侵襲型血管新生治療法確立のための臨床研究

研究課題

研究課題/領域番号 20890238
研究機関日本医科大学

研究代表者

太良 修平  日本医科大学, 医学部, 助教 (80465319)

キーワード血管再生 / 経皮酸素分圧 / 末梢動脈疾患 / 微小循環障害 / 側副血行路
研究概要

本研究で用いる低侵襲型体外衝撃波による血管新生の機序は微細な側副血行路の発達である。虚血評価として一般的に行われているABIや血管造影検査は中・大動脈が責任病変となる虚血の重症度評価には有用であるものの、微小循環の評価には適していないため、これらの方法を用いても本研究における治療効果の判定は行えない。そのため、微小循環を反映する組織レベルでの血流評価法の確立が臨床評価においてまず必要な問題点と考えた。このため、非侵襲的方法かつ疼痛を伴わない微小循環評価のための検査として経皮酸素分圧検査に注目した。これは、虚血部位に加温したトランスデューサーを置き、皮膚組織における酸素濃度を測定するものであり、皮膚微小循環を定量的に評価することができる。また、酸素負荷を行うことで酸素投与への反応を評価することができる。これらの手法を用いてこれまでの骨髄単核球細胞移植成績における予後予測因子としての有用性を示し、日本循環器病学会(2009年)でこれを提案した。また、侵襲的な方法ではあるが、血管再生治療後の新生血管を組織生検を行うことなく核医学検査を用いることにより評価する画期的な方法を発見した。これを米国心臓協会年次学術集会(米国、2008年)、International Conference on Cell Therapy for Cardiovascular Diseases(米国、2009年)及び日本心臓病学会シンポジウムで提案した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2009

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Predictors for limb amputation in patients with critical limb ischemia subjected to bone marrow mononuclear cells implantation2009

    • 著者名/発表者名
      太良 修平
    • 学会等名
      日本循環器学会学術集会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2009-03-21

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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