研究課題/領域番号 |
20F40107
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
鈴木 孝禎 大阪大学, 産業科学研究所, 教授 (90372838)
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研究分担者 |
ZAMANI FARZAD 大阪大学, 産業科学研究所, 外国人特別研究員
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研究期間 (年度) |
2020-11-13 – 2023-03-31
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キーワード | エピジェネティクス / 長鎖ノンコーディングRNA / 創薬 |
研究実績の概要 |
エピジェネティクス制御タンパク質は、lncRNAと複合体を形成して、エピジェネティックに転写を制御し、疾病に関与する。このようなエピジェネティックRNAを切断する小分子は、医薬品候補化合物となり得る。令和2年度は、まず、RNAを切断する活性をもつ化合物の設計と合成を行った。RNA切断のメカニズムを基に分子設計を行い、設計した化合物の合成ルートを考案し、合成を実行することで目的化合物を得た。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
予定通り、RNA切断小分子の設計と合成を完了した。
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今後の研究の推進方策 |
RNA切断小分子とこれまでに我々が見出したエピジェネティクス制御化合物を連結させた化合物を設計、合成し、細胞中でのエピジェネティックRNA分解活性を調べる。標的RNAの分解活性は、RT-PCR解析により調べる。また、標的RNAに対する選択性を確認するために、RNAseqを用いた網羅的なトランスクリプトーム解析を行う。設計、合成、活性評価を繰り返し行うことで、強力なエピジェネティ育lncRNA切断活性をもつ小分子を見出す。
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