| 研究課題/領域番号 |
20F40737
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| 研究機関 | 九州大学 |
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研究代表者 |
陳 強 九州大学, 工学研究院, 教授 (30264451)
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| 研究分担者 |
LIU HANQING 九州大学, 工学(系)研究科(研究院), 外国人特別研究員
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| 研究期間 (年度) |
2020-11-13 – 2023-03-31
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| キーワード | Titanium Alloy / Metastable / Fatigue / Electron Beam Welding / Crack Nucleation / Twinning / Recrystallization |
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| 研究実績の概要 |
初年度である本年度は、準安定構造を持つチタン合金の疲労に関する文献調査を行い、疲労における変態誘起塑性（TRIP：Transformation-Induced Plasticity）および双晶誘起塑性（TWIP：Twinning-Induced Plasticity）に関する知識を習得した。また、電子ビーム溶接チタン合金継手の超高サイクル疲労強度および破壊機構に及ぼす準安定構造（TRIPとTWIP）の影響を明らかにするため、2種類のチタン合金Ti-4Mo-3Cr-1FeとTi-10V-3Fe-3Al-0.27Oを用いて疲労実験を行い、透過型電子顕微鏡TEMおよびHRSTEMによるき裂先端近傍での双晶や応力誘起マルテンサイト組織観察を行った。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和２年度は申請時の予定に沿って、研究対象となる準安定構造を持つチタン合金を2種類用意し、予備疲労試験を行った。また、透過型電子顕微鏡TEMおよびHRSTEMの操作を習熟し、き裂先端近傍での双晶や応力誘起マルテンサイトの組織観察を行った。したがって、研究はおおむね順調に進展している。
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| 今後の研究の推進方策 |
令和３年度は令和２年度に引き続き、準安定構造を持つ２種類のチタン合金Ti-4Mo-3Cr-1FeとTi-10V-3Fe-3Al-0.27Oを対象に、引張試験および１千万回～１０億回までの超高サイクル疲労試験を実施する。また、透過型電子顕微鏡TEMおよびHRSTEMによるき裂先端近傍での双晶や応力誘起マルテンサイト組織観察を行い、本合金の微小き裂発生および伝ぱ特性に及ぼす準安定構造（TRIPとTWIP）の影響に焦点を当てて検討を行う。
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