中世拠点寺院の蔵書と美術に基づく人と知のネットワーク解明

2020 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 20H00012
• 研究機関: 名古屋大学
• 研究代表者: 近本 謙介 名古屋大学, 人文学研究科, 教授 (90278870)
• 研究分担者: 山本 聡美 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (00366999) ; 本井 牧子 京都府立大学, 文学部, 教授 (00410978) ; 三好 俊徳 佛教大学, 仏教学部, 准教授 (00566995) ; 高橋 悠介 慶應義塾大学, 斯道文庫(三田), 准教授 (40551502) ; 瀬谷 貴之 神奈川県立金沢文庫, 学芸課, 主任学芸員 (50443411) ; 瀬谷 愛 独立行政法人国立文化財機構東京国立博物館, 学芸研究部, 室長 (50555133) ; 大谷 由香 龍谷大学, 文学部, 准教授 (50727881) ; 阿部 泰郎 龍谷大学, 文学部, 教授 (60193009) ; 荒木 浩 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (60193075) ; 上島 享 京都大学, 文学研究科, 教授 (60285244) ; 藤岡 穣 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70314341) ; 箕浦 尚美 同朋大学, 文学部, 准教授 (70449362) ; 野呂 靖 龍谷大学, 文学部, 准教授 (70619220) ; 海野 圭介 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (80346155)
• 研究期間 (年度): 2020-04-01 – 2025-03-31
• キーワード: 真福寺 / 金剛寺 / 称名寺 / 寺院聖教 / 宗教美術

研究実績の概要

本研究の目的は、中世拠点寺院の蔵書と美術を調査・分析することで、経蔵・聖教形成の過程と実態を解明し、あわせてそれを成した人と知のネットワークの動態に迫ることにある。この目的を達成するため、真福寺・金剛寺・称名寺を中心とする拠点寺院の調査と分析を主要な研究事業としている。
本年度もコロナ感染症に伴う研究活動の制約があったため、国内寺院調査に多大な支障を生じた。そのようななか、真福寺については小規模な調査を定期的に継続し、金剛寺については研究分担者の一部による調査を数日実施した。称名寺については研究分担者が進めてきた調査に基づく展示企画を実現させた。海外調査については、現地における共同調査と成果報告のためのワークショップをすべて延期した。
上記の限定的な調査において、真福寺については、四箱分の書誌調書の作成およびデータベース化を進め、唱導関係の新資料と書物の書写ネットワークの一端を見出した。金剛寺においては、子院摩尼院の聖教調査を進め、金剛寺の法会・儀礼と深く結びつく講式や後世の転写本を見出し、研究分担者が立川流『阿字観』に関する新たな伝本を発見した。
調査が思うにまかせない状況に鑑み、上記の成果を含めて、優先的に成果報告を公刊することに専念した。その結果、①『玄奘三蔵　新たなる玄奘像をもとめて』（勉誠出版、2021年12月）、②『ことば・ほとけ・図像の交響　法会・儀礼とアーカイヴ』（勉誠出版、2022年3月）、③『宗教遺産テクスト学の創成』（勉誠出版、2022年3月）の三編著を刊行した。①は興福寺における玄奘の位置づけを『玄奘三蔵絵』に基づきつつ定位するもの、②は法会・儀礼をことば・ほとけ・図像の交響する場としてとらえ直し、真福寺や金剛寺等のアーカイヴ研究と連動させる意図に基づくもの、③は真福寺に伝わる歴史書や聖教目録を宗教遺産テクスト学として統合することを企図したものである。

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本年度は、コロナ感染症に伴う蔓延防止等重点措置期間が続き、研究活動に大きな制限が生じたため。研究活動の優先順を再検討し、海外調査に基づく共同研究を次年度以降に延期するとともに、国内調査は規模を縮小して推進した。その結果、当初の計画よりもやや進捗状況が遅れることとなった
その一方で、研究計画の見直しを行い、準備段階から進めてきた研究と、本年度に得られた成果を迅速に公刊すべく、「研究実績の概要」欄に記した三冊の編著を刊行した。このことは、当初の計画よりも前倒しで実現できた研究成果であり、当初の計画以上に進展した点と言える。

今後の研究の推進方策

本年度に実施予定であったアメリカ・イタリア・ドイツの大学および研究機関との現地における共同調査とワークショップについては、次年度以降に集中的に研究事業を進展させるべく、新たなタイムスケジュールに基づく計画を立てている。特に、ハーバード美術館における南無仏太子像をめぐる共同研究については、可及的速やかに作業を進めるべく調整を進めている。
国内寺院調査については、蔓延防止等重点措置が解除される傾向にあるため、本年度より集中的に規模を拡大して実施できる見通しが立ちつつある。
また、拠点寺院研究を諸地域の寺院とのネットワーク研究へと展開させる計画についても立案が進み、成果報告の準備が整いつつある。

研究成果

• [国際共同研究] ハーバード大学/コロンビア大学/ロヨラ大学(米国)
  • 国名: 米国
  • 外国機関名: ハーバード大学/コロンビア大学/ロヨラ大学
  • 他の機関数: 1
• [国際共同研究] コレージュ・ド・フランス/ストラスブール大学(フランス)
  • 国名: フランス
  • 外国機関名: コレージュ・ド・フランス/ストラスブール大学
• [国際共同研究] ベルリン自由大学/ハンブルク大学(ドイツ)
  • 国名: ドイツ
  • 外国機関名: ベルリン自由大学/ハンブルク大学
• [国際共同研究] 中国人民大学/北京外国語大学/同済大学(中国)
  • 国名: 中国
  • 外国機関名: 中国人民大学/北京外国語大学/同済大学
  • 他の機関数: 3
• [国際共同研究] タリン大学(エストニア)
  • 国名: エストニア
  • 外国機関名: タリン大学
• [国際共同研究]
  • 他の国数: 2
• [雑誌論文] 聖徳太子片岡山飢人邂逅伝承の生成と変成 (2022)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 雑誌名: 古代文学 巻: 61 ページ: 27-42
  • 査読あり
• [雑誌論文] 盛誉『夢中戯』にみる南北朝期の華厳学 (2022)
  • 著者名/発表者名: 野呂靖
  • 雑誌名: 印度学仏教学研究 巻: 70 号: 2 ページ: 682-689
  • 査読あり
• [雑誌論文] 『華厳経』を実践する明恵―「明恵上人紀州八所遺跡」における喜海の明恵像― (2022)
  • 著者名/発表者名: 野呂靖
  • 雑誌名: 世界仏教文化研究論叢 巻: 60 ページ: 48-59
  • 査読あり
• [雑誌論文] 伝香寺所蔵新出文献 元照『摂戒種類図』 (2022)
  • 著者名/発表者名: 大谷由香
  • 雑誌名: 印度学仏教学研究 巻: 70-2 ページ: 722-728
  • 査読あり / オープンアクセス
• [雑誌論文] 越境する戒律問答 (2022)
  • 著者名/発表者名: 大谷由香
  • 雑誌名: 公益財団法人仏教美術研究上野記念財団報告書 巻: 48 ページ: 15-27
• [雑誌論文] 青蓮院吉水蔵慈円関係聖教について（上） (2022)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 雑誌名: 東京大学史料編纂所研究紀要 巻: 32 ページ: 29-48
• [雑誌論文] 『日本霊異記』と仏教類書―『金蔵論』を中心として― (2022)
  • 著者名/発表者名: 本井牧子
  • 雑誌名: 仏教文学 巻: 47 ページ: 17-28
• [雑誌論文] 「仏には桜の花をたてまつれ」歌をめぐる西行と鳥羽院-サントリー美術館蔵白描『西行物語絵巻』の画中歌を端緒として- (2021)
  • 著者名/発表者名: 近本謙介
  • 雑誌名: 西行学 巻: 12 ページ: 45-58
• [雑誌論文] 『徒然草』の時間―序説― (2021)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩
  • 雑誌名: 仏教文学 巻: 46 ページ: 91-105
  • 査読あり
• [雑誌論文] 永観堂禅林寺本尊「みかえり阿弥陀」瞥見 (2021)
  • 著者名/発表者名: 藤岡穣
  • 雑誌名: 國華 巻: 1511 ページ: 31-42
  • 査読あり
• [雑誌論文] 疫病を表象する信仰の文学瞥見 (2021)
  • 著者名/発表者名: 近本謙介
  • 雑誌名: 疫病と日本文学 巻: － ページ: 184-194
• [雑誌論文] 発心の図像 : 中世仏教説話画に描かれた病と障害 (2021)
  • 著者名/発表者名: 山本聡美
  • 雑誌名: 障害史研究 巻: 2 ページ: 1-13
  • 査読あり
• [雑誌論文] 善知識としての病ー古代日本における仏教美術と疫病 (2021)
  • 著者名/発表者名: 山本聡美
  • 雑誌名: 宗教研究 巻: 95-2 ページ: 121-144
• [雑誌論文] 「鳥獣戯画」乙巻の主題と世界観 : 動物たちの悪心と報恩 (特集 鳥獣戯画の世界) (2021)
  • 著者名/発表者名: 山本聡美
  • 雑誌名: ユリイカ 巻: 53-4 ページ: 123-131
• [雑誌論文] 愛執と発心 : 朽ちてゆく死体へのまなざし (特集 身体) (2021)
  • 著者名/発表者名: 山本聡美
  • 雑誌名: 学燈 巻: 118-4 ページ: 10-13
• [雑誌論文] 疫病と美術 -日本中世絵画に描かれた疫鬼ーEpidemics in Art: The Representation of Disease in Medieval Japan (2021)
  • 著者名/発表者名: 山本聡美
  • 雑誌名: 早稲田大学大学院 文学研究科紀要 巻: 66 ページ: 934-944
• [雑誌論文] 富士山を象る宗教テクスト図像の生成と展開－聖徳太子絵伝と一遍上人絵伝 (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 雑誌名: 富士山学 巻: 1 ページ: 20-33
• [雑誌論文] 高野山と中世弘法大師伝の展開-伝記縁起・秘事口伝・宗論法語・祖師絵伝の交渉と生成 (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 雑誌名: 密教学研究 巻: 53 ページ: 36-46
  • 査読あり
• [雑誌論文] Reviewing Japanese Dream Culture and Its History: Where Ancient, Medieval and Modern Times Meet (2021)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩
  • 雑誌名: LATVIJAS UNIVERSITATES RAKSTI 巻: 819 ページ: 12-29
• [雑誌論文] 釈迦の出家と羅ご羅誕生――不干斎ハビアンと南伝仏教をめぐって― (2021)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩
  • 雑誌名: 日本文学 巻: － ページ: 2-12
• [雑誌論文] 書評 服藤早苗著『人物叢書 藤原彰子』 (2021)
  • 著者名/発表者名: 上島享
  • 雑誌名: 総合女性史研究 巻: 38 ページ: －
  • 査読あり
• [雑誌論文] 古代金銅仏の制作技法 (2021)
  • 著者名/発表者名: 藤岡穣
  • 雑誌名: 季刊考古学 巻: － ページ: 73－80
• [雑誌論文] テクスト、パラテクスト、秘儀伝受―テクストを所有するとはどのような行為なのか？ (2021)
  • 著者名/発表者名: 海野圭介
  • 雑誌名: アジア遊学 巻: 261 ページ: －
• [雑誌論文] シルクロードに展開する文化の記録と記憶―日本における仏教経典の芸能への展開― (2020)
  • 著者名/発表者名: 近本謙介
  • 雑誌名: 文明のクロスロード12 国際会議「多元性のパラダイムを求めて」 巻: ー ページ: ー
  • 査読あり
• [雑誌論文] 北京・南都における律の展開と交差をめぐる史料と言説 (2020)
  • 著者名/発表者名: 近本謙介
  • 雑誌名: 説話文学研究 巻: 55 ページ: 67ー82
  • 査読あり
• [雑誌論文] 千字文説草とその特色―亡息・亡息女供養の説草を中心に (2020)
  • 著者名/発表者名: 高橋悠介
  • 雑誌名: 仏教文学 巻: 45 ページ: 1－11
  • 査読あり
• [雑誌論文] 貞慶をめぐる説話と律院―「異砂記」・狛行光春日霊験譚」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 高橋悠介
  • 雑誌名: 説話文学研究 巻: 55 ページ: 57-66
  • 査読あり
• [雑誌論文] 破戒と陶酔 : 中世絵画に見る (酔いの文化史 : 儀礼から病まで) -- (飲酒とその表象) (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本聡美
  • 雑誌名: アジア遊学 巻: 250 ページ: 93-111
• [雑誌論文] 越境する仏教―13世紀日本中国間における戒律思想の共有を通じて― (2020)
  • 著者名/発表者名: 大谷由香
  • 雑誌名: 人間仏教與未来学 巻: 7 ページ: 380-392
• [雑誌論文] 中世律宗の復興の中の行基 (2020)
  • 著者名/発表者名: 大谷由香
  • 雑誌名: 論集東大寺と行基菩薩（ザ・グレイトブッダ・シンポジウム論集） 巻: 18 ページ: 101-121
• [雑誌論文] 室町期の「浄土真宗」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 大谷由香
  • 雑誌名: 京都女子大学宗教・文化研究所だより 巻: 71 ページ: 2-5
• [雑誌論文] 南都律宗における宋代新潮仏教の流入と復古 (2020)
  • 著者名/発表者名: 大谷由香
  • 雑誌名: 説話文学研究 巻: 71 ページ: 41-56
• [雑誌論文] 鎌倉期における律をめぐる宗教的環境―明恵周辺の事例を中心に― (2020)
  • 著者名/発表者名: 野呂靖
  • 雑誌名: 説話文学研究 巻: 55 ページ: 83-86
• [雑誌論文] 紙上の伽藍－『桂地蔵記』と『看聞日記』再読 (2020)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 雑誌名: 国語と国文学 巻: 97 ページ: 3-21
  • 査読あり
• [雑誌論文] 融通念佛宗総本山大念佛寺所蔵融通念仏縁起絵巻資料集成「法明寺本『融通大念仏亀鐘縁起』絵巻報告」 (2020)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 雑誌名: 学苑 巻: 961 ページ: 335-349
  • 査読あり
• [学会発表] 『観世音菩薩感應抄』紹介 (2022)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 学会等名: 龍谷大学世界仏教文化研究センター・オンライン研究セミナー 2022
• [学会発表] 貞慶における往生言説と春日浄土観 ー文学的テクストの視座からー (2022)
  • 著者名/発表者名: 近本謙介
  • 学会等名: 貞慶宗教テクストにおける教学研究と信仰の間―「貞慶撰『観世音菩薩感應抄』の研究」を読む
• [学会発表] 古事記と大須観音のひみつ (2022)
  • 著者名/発表者名: 近本謙介
  • 学会等名: 特別公開 講演・講談「お帰りなさい！国宝「古事記」」
  • 招待講演
• [学会発表] 新出文献伝香寺所蔵元照撰『摂戒種類図』について (2022)
  • 著者名/発表者名: 大谷由香
  • 学会等名: 日本印度学仏教学会第72 回学術大会
  • 国際学会
• [学会発表] 横川霊山院の六道絵―『往生要集』からの飛躍 (2022)
  • 著者名/発表者名: 山本聡美
  • 学会等名: 仏教文学会
• [学会発表] 日本印度学仏教学会第72回学術大会 (2022)
  • 著者名/発表者名: 源信撰『阿弥陀経略記』の訳注研究
  • 学会等名: 日本印度学仏教学会第72回学術大会
• [学会発表] 慈円に発する六道語りの諸相とその系譜 (2022)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 学会等名: 仏教文学会12月例会
• [学会発表] 『編み合うテクスト遺産 テクストの学際的な再考を試みて』ディスカッサント (2022)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩
  • 学会等名: 総括シンポジウム「日本大衆文化研究の最前線ー新しい日本像の創出にむけてー」パネル⑤「国際日本研究」コンソーシアム：「国際日本研究」の新展開―ヨーロッパとの対話から
• [学会発表] Model Building in the Humanities Through Data-driven Problem Solving (2022)
  • 著者名/発表者名: 海野圭介
  • 学会等名: NIJL 2022: A REMOTE-ACCESS GUIDE TO RESOURCES AND OPPORTUNITIES, AAS 2022 Annual Conference: Information Meeting
  • 国際学会
• [学会発表] 愛執の図像学―中世説話画に描かれた愛と発心 (2021)
  • 著者名/発表者名: 山本聡美
  • 学会等名: 二松学舎大学人文学会第123回大会
• [学会発表] 仏教典籍の中央と地方-奥会津で発見された古典籍の価値 (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 学会等名: シンポジウム 奥会津の戦国文化を探る-学僧祐俊の旅と文化遺産
• [学会発表] 大規模画像蓄積からデータ駆動型の研究・教育へ (2021)
  • 著者名/発表者名: 海野圭介
  • 学会等名: 日本近世文学会 2021年度春季大会
• [学会発表] 慈円をとりまく環境ー九条家・神祇・太子信仰ー (2021)
  • 著者名/発表者名: 近本謙介
  • 学会等名: 学僧慈円学会
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 中世日本における玄奘ー『玄奘三蔵絵』とその周辺ー (2021)
  • 著者名/発表者名: 近本謙介
  • 学会等名: 国際ワークショップ「玄奘三蔵がつなぐ中央アジアと日本」
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] 盛誉『夢中戯』にみる南北朝期の華厳学 (2021)
  • 著者名/発表者名: 源信撰『阿弥陀経略記』の訳注研究
  • 学会等名: 日本印度学仏教学会第72回学術大会
• [学会発表] 聖徳太子片岡山飢人邂逅伝承の生成と変成 (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 学会等名: 古代文学会2021シンポジウム「古代文学」と共有知―生成と変成、その複層性―
  • 招待講演
• [学会発表] 東北は、宗教文化遺産の宝の山である。―奥会津からの真言寺院聖教との比較― (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 学会等名: 寺院資料調査から地域文化振興を考える ― 深浦円覚寺古典籍聖教の県重宝指定によせて ―
  • 招待講演
• [学会発表] 人文学研究の未来のために ―「宗教テクスト文化遺産アーカイヴス研究基盤」を創る (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 学会等名: 韓国日本語文学会第56回秋季国際学術大会 2021年10月16日
  • 招待講演
• [学会発表] 覚超の願いー自筆『修善講式』を中心とする仏並池辺家の宗教文化遺産 (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 学会等名: 和泉市いずみの国歴史館「希う」記念講演
  • 招待講演
• [学会発表] 聖徳太子と片岡山飢人の伝承世界－聖者と聖人の出会いの説話の精神史－ (2021)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎
  • 学会等名: 聖徳太子1400年御遠忌 王寺町観光協会主催 歴史リレー講座 「大和の古都はじめ」
  • 招待講演
• [学会発表] 徒然草をうつす (2021)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩
  • 学会等名: 有斐斎弘道館・京菓子展トークイベント
  • 招待講演
• [学会発表] クルクル回る『徒然草』 ― 音読／黙読と三大随筆の歴史をめぐる (2021)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩
  • 学会等名: フォーラム「古典の世界を読む2021」第13回古典の日朗読コンテスト公開最終審査会
  • 招待講演
• [学会発表] フィクションと歴史 ― 平家物語が源氏物語と出会うとき (2021)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩
  • 学会等名: Demi-journee detudes internationale en ligne organisee par le Groupe de recherche sur le Roman du Genji
  • 国際学会 / 招待講演
• [学会発表] Comments for ”The Historical Structure of "Heian Literature": Excavation of a Fait accompli” (2021)
  • 著者名/発表者名: 海野圭介
  • 学会等名: 第16回ヨーロッパ日本研究協会国際会議（オンライン、ヘント）
  • 国際学会
• [学会発表] Data-Driven Research on Pre-1900 Japanese Texts at NIJL and Beyond (2021)
  • 著者名/発表者名: 海野圭介
  • 学会等名: 第16回ヨーロッパ日本研究協会国際会議（オンライン、ヘント）
  • 国際学会
• [学会発表] データ蓄積とドメイン知識：万葉集を例に (2021)
  • 著者名/発表者名: 海野圭介
  • 学会等名: 第7回日本語の歴史的典籍国際研究集会 2021年11月11日 国文学研究資料館
  • 招待講演
• [学会発表] 『三国伝記』の神祇関係説話小考」、国際日本文化研究センター共同研究「応永・永享期文化論 (2020)
  • 著者名/発表者名: 高橋悠介
  • 学会等名: 公開シンポジウム「『三国伝記』の宗教的研究」
• [学会発表] 密教聖教の略字表記と東密西院流 (2020)
  • 著者名/発表者名: 高橋悠介
  • 学会等名: 第33回斯道文庫講演会「書誌学のこれまでとこれから」
• [学会発表] 仏教類書と『日本霊異記』 (2020)
  • 著者名/発表者名: 本井牧子
  • 学会等名: 仏教文学会2020年12月例会
• [図書] ことば・ほとけ・図像の交響ー法会・儀礼とアーカイヴ (2022)
  • 著者名/発表者名: 近本謙介（編）/阿部泰郎、山野龍太郎、任占鵬、冨島義幸、阿部美香、郭佳寧、野呂靖、西谷功、大谷由香、泉武夫、黒田彰、荒見泰史、橋本遼太、海野圭介、高橋悠介、松尾恒一、松山由布子、山﨑淳、程永超他
  • 総ページ数: 544
  • 出版者: 勉誠出版
• [図書] 宗教遺産テクスト学の創成 (2022)
  • 著者名/発表者名: 木俣元一、 近本謙介（編）/宮治昭、 上枝いづみ、 影山悦子、 檜山智美、 濱田瑞美、 森雅秀、 大谷由香、 荒見泰史、 程永超、 横内裕人、 三好俊徳、 冨島義幸、 本井牧子、 児島大輔、 猪瀬千尋、 山本聡美、 鴈野佳世子他
  • 総ページ数: 728
  • 出版者: 勉誠出版
• [図書] 古典の中の地球儀 ―海外から見た日本文学 (叢書「人文知の復興」4 (2022)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩他
  • 総ページ数: 280
  • 出版者: NTT出版
• [図書] 春日神霊の旅―杉本博司 常陸から大和へ (2022)
  • 著者名/発表者名: 瀬谷貴之
  • 総ページ数: 239
  • 出版者: 公益財団法人小田原文化財団、神奈川県立金沢文庫
• [図書] 東アジア仏像史論 (2021)
  • 著者名/発表者名: 藤岡穣
  • 総ページ数: 770
  • 出版者: 中央公論美術出版
• [図書] 源氏物語を開く (2021)
  • 著者名/発表者名: 久保朝孝（編）/大橋崇行、猪股ときわ、黒石陽子、近本謙介、西田谷洋、寺島徹、林 和利、梅藤仁志、吉田竜也、深谷大、津田眞弓、菅野扶美、中村ともえ、永井聖剛、木股知史、高木信、太田真理、鈴木直子、近衞典子、高松寿夫、新沢典子他
  • 総ページ数: 720
  • 出版者: 武蔵野書院
• [図書] 環太平洋から「日本研究」を考える (2021)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩、白石恵理、松木裕美、ゴウランガ・チャラン・プラダン（編）/牛村圭、徐興慶、鄭炳浩、ジュリアン・アルドリン・パシャ、ロウィーナ・ウォード、将基面貴巳、アンドレ・ヘイグ、横溝博、園田茂人、伊東貴之、西野亮太、安井眞奈美、友常勉、張競、アンジェラ・ユー、近本謙介、河野貴美子、瀧井一博、稲賀繁美、鍾以江、落合恵美子
  • 総ページ数: 191
  • 出版者: 国際日本文化研究センター
• [図書] 玄奘三蔵 新たなる玄奘像をもとめて (2021)
  • 著者名/発表者名: 佐久間秀範・近本謙介・本井牧子（編）
  • 総ページ数: 592
  • 出版者: 勉誠出版
• [図書] 室町前期の文化・社会・宗教ー『三国伝記』を読みとく (2021)
  • 著者名/発表者名: 小助川元太、橋本正俊（編）/橋本正俊、川本慎自、谷口雄太、牧野和夫、高橋悠介、柏原康人、竹村信治、小林直樹、黒田彰、三田明弘、小助川元太、加美甲多他
  • 総ページ数: 240
  • 出版者: 勉誠出版
• [図書] 日本の文化を発信！ 鳥獣戯画と絵巻物 (2021)
  • 著者名/発表者名: 山本聡美
  • 総ページ数: 95
  • 出版者: あかね書房
• [図書] 唐招提寺第二十八世凝然大徳御忌記念 凝然教学の形成と展開 (2021)
  • 著者名/発表者名: 大谷由香他
  • 総ページ数: 462
  • 出版者: 法藏館
• [図書] 凝然教学の形成と展開 (2021)
  • 著者名/発表者名: 律宗戒学院 （編）/野呂靖他
  • 総ページ数: 462
  • 出版者: 法藏館
• [図書] 中世禅の知 (2021)
  • 著者名/発表者名: 末木文美士、榎本渉、亀山隆彦、米田真理子他
  • 総ページ数: 336
  • 出版者: 臨川書店
• [図書] 聖徳太子と四天王寺 : 聖徳太子千四百年御聖忌記念出版 (2021)
  • 著者名/発表者名: 石川知彦、矢野昌史、谷﨑仁美、阿部泰郎他
  • 総ページ数: 304
  • 出版者: 法藏館
• [図書] 〈作者〉とは何か―継承・占有・共同性 (2021)
  • 著者名/発表者名: ハルオ・シラネ、鈴木登美、小峯和明、十重田裕一（編）/荒木浩他
  • 総ページ数: 512
  • 出版者: 岩波書店
• [図書] アジア遊学261 古典は遺産か？ 日本文学におけるテクスト遺産の利用と再創造 (2021)
  • 著者名/発表者名: エドアルド・ジェルリーニ、河野貴美子、荒木浩他
  • 総ページ数: 240
  • 出版者: 勉誠出版
• [図書] 『今昔物語集』の成立と対外観（思文閣人文叢書） (2021)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩他
  • 総ページ数: 460
  • 出版者: 思文閣出版
• [図書] 〈キャラクター〉の大衆文化 : 伝承・芸能・世界 (2021)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩他
  • 総ページ数: 370
  • 出版者: KADOKAWA
• [図書] 日本宗教史Ⅱ 世界のなかの日本宗教 (2021)
  • 著者名/発表者名: 上島享・吉田一彦（編）
  • 総ページ数: 358
  • 出版者: 吉川弘文館
• [図書] 神仏融合の東アジア史 (2021)
  • 著者名/発表者名: 上島享・吉田一彦他
  • 総ページ数: 726
  • 出版者: 名古屋大学出版会
• [図書] 聖徳太子と四天王寺 : 聖徳太子千四百年御聖忌記念出版 (2021)
  • 著者名/発表者名: 石川知彦、矢野昌史、谷﨑仁美、阿部泰郎、藤岡穣他
  • 総ページ数: 304
  • 出版者: 法蔵館
• [図書] 日本古典と感染症 (2021)
  • 著者名/発表者名: 海野圭介他
  • 総ページ数: 327
  • 出版者: KADOKAWA
• [図書] 室町前期の文化・社会・宗教 (2021)
  • 著者名/発表者名: 小助川元太、橋本正俊（編）/本井牧子他
  • 総ページ数: 240
  • 出版者: 勉誠出版
• [図書] 『扶桑略記』の研究 (2021)
  • 著者名/発表者名: 廣田收、三好俊徳、 田中 徳定
  • 総ページ数: 296
  • 出版者: 新典社
• [図書] 宗教の融合と分離・衝突 3 (2020)
  • 著者名/発表者名: 伊藤聡、吉田一彦（編）/曾根正人、水口幹記、川崎剛志、大塚紀弘、高橋悠介、森和也、狹間芳樹、畔上直樹他
  • 総ページ数: 308
  • 出版者: 吉川弘文館
• [図書] 寺院文献資料学の新展開 第5巻 中四国諸寺院Ⅰ (2020)
  • 著者名/発表者名: 中山一麿（監修）、落合博志（編）/牧野和夫、末柄豊、苅米一志、海野圭介、中山一麿、原卓志、平川恵美子、高橋悠介、武田和昭、落合博志、柏原康人、中川真弓
  • 総ページ数: 404
  • 出版者: 臨川書店
• [図書] 中世仏教絵画の図像誌 : 経説絵巻・六道絵・九相図 (2020)
  • 著者名/発表者名: 山本聡美
  • 総ページ数: 461
  • 出版者: 吉川弘文館
• [図書] 源信撰『阿弥陀経略記』の訳注研究 (2020)
  • 著者名/発表者名: 村上明也、吉田慈順（編）/野呂靖他
  • 総ページ数: 346
  • 出版者: 野呂靖他
• [図書] 日本宗教史を問い直す (2020)
  • 著者名/発表者名: 阿部泰郎、 上島享、吉田一彦他
  • 総ページ数: 344
  • 出版者: 吉川弘文館
• [図書] 古典の未来学 Projecting Classicism (2020)
  • 著者名/発表者名: 荒木浩（編）
  • 総ページ数: 872
  • 出版者: 文学通信
• [図書] 平泉の文化史２ 平泉の仏教史 (2020)
  • 著者名/発表者名: 上島享他
  • 総ページ数: 181
  • 出版者: 吉川弘文館
• [図書] 日本宗教史４ 宗教の受容と交流 (2020)
  • 著者名/発表者名: 佐藤文子、上島享他
  • 総ページ数: 324
  • 出版者: 吉川弘文館
• [図書] 日本仏教の展開とその造形 (2020)
  • 著者名/発表者名: 道元徹心（編）/上島享他
  • 総ページ数: 400
  • 出版者: 法蔵館
• [図書] 日本宗教史Ⅰ 日本宗教史を問い直す (2020)
  • 著者名/発表者名: 上島享・吉田一彦他
  • 総ページ数: 344
  • 出版者: 吉川弘文館
• [図書] 京都を学ぶ【洛東編】文化資源を発掘する (2020)
  • 著者名/発表者名: 京都学研究会（編）/金田章裕、本井牧子他
  • 総ページ数: 238
  • 出版者: ナカニシヤ出版
• [図書] 『軍記物語講座』第四巻 乱世を語りつぐ (2020)
  • 著者名/発表者名: 松尾葦絵（編）/小林健二、本井牧子他
  • 総ページ数: 300
  • 出版者: 花鳥社
• [図書] 近世仏教資料の諸相（『寺院文献資料学の新展開』9） (2020)
  • 著者名/発表者名: 中山一麿（監修）/山崎淳（編）/ 渡辺麻里子、本井牧子他
  • 総ページ数: 504
  • 出版者: 臨川書店
• [備考] 名古屋大学人文学研究科附属人類文化遺産テクスト学研究センター
  • URL: https://www.hum.nagoya-u.ac.jp/cht/
• [備考] 最先端国際研究ユニット 文化遺産と交流史のアジア共創研究ユニット
  • URL: https://sites.google.com/view/culturalheritageasia/home
• [学会・シンポジウム開催] 名古屋大学 最先端国際研究ユニット「文化遺産と交流史のアジア共創研究ユニット」中間成果報告会（2019ー2021年度） (2022)
• [学会・シンポジウム開催] フォーラム「バーミヤーン・フォーラムー二大仏の破壊前と現在：課題と展望ー」 (2022)
• [学会・シンポジウム開催] 国際ワークショップ「玄奘三蔵がつなぐ中央アジアと日本」 (2021)