研究課題
基盤研究(A)
本研究は近年の災害で被害を受けた古墳や城郭などの石材構築文化財を保全していくために、3次元デジタルアーカイブの標準化を図るものである。3次元計測で行ったデータの3次元解析を行い、社会的に利用可能な形へと発展させていこうとするもので、それによって石材構築文化財の保全と活用が飛躍的に可能になるものである。3次元計測の測定方法の選定基準を明確化し、Structure from Motion法による測定での標準化を確立して汎用性が高まれば、文化財のアーカイブ化が進展される。同一の基準による石材構造物の計測データ化は、被災に備え文化財保全を図るという社会的な意義が認められ、さらにVR技術を活用することによって一般向けの公開活用方法も可能となる。