研究課題
基盤研究(A)
在外日本関係史料のうち、明治維新150年を契機に、特に19世紀の資料に絞って史料の調査・収集と研究資源化を推進し、緊急性・重要性の高い貴重資料群のデジタルアーカイブ化を進める。また、幕末維新史の基幹的な編年データベース2.9万項目の英訳事業を推進し、研究用語や史料用語の英訳グロッサリー研究を通じて、維新史研究の国際ネットワーク作りと国際発信をはかる。これらを通じて、維新史料研究の国際ハブ拠点の形成を目指す。明治維新150年という節目の時節に、19世紀の幕末史を中心とした在外日本関係史料の調査・収集と研究資源化、そしてその国際発信は、学術的に推進すべき重要な研究課題である。ともすれば、言語の壁に阻まれて欧米の研究者に十分な資料が活用できない維新史の資料を英訳する事業の推進、研究用語や史料用語の英訳グロッサリー研究を通じた国際発信の意義は大きい。これまでの実績を考慮しても着実な研究成果が期待される。