研究課題
基盤研究(A)
これまで蓄積された研究データおよび開発された方法を発展させ、酸素同位体比年輪年代法と炭素14スパイクマッチング法を用いて過去3万年に及ぶ日本列島周辺で起きた極端災害・極端気候の年代決定を行う研究である。これにより、誤差年代を飛躍的に小さくすることが可能で、精密編年の基盤を形成する研究である。誤差0年の年代決定が可能であり、3万年前という最終氷期最寒冷期から現代に及ぶ一年単位の気候復元は、大規模災害が多発する現代にとって非常に有意義である。編年の基盤形成は幅広い分野への波及効果も期待できる。