研究課題
基盤研究(A)
考古学史上長い蓄積を持つアンデス文明研究に、人文科学的な権力の説明モデルとして社会的記憶という新しい分析視点を加えて、新たな切り口で文化の交代・滅亡を説明する試みであり、多分野横断による考古学調査研究である。史的唯物論からの脱却、考古学における人文科学的なアプローチの導入によるアンデス文明史研究の新たな展開を目指している。アンデス地域における考古学研究で多くの実績のある研究代表者と研究分担者から構成され、文明論を「人間の主体的行為に注目するエイジェンシー論へと昇華させる試み」の成果が期待される。