機会と結果の政治的不平等に関する総合的実証研究：政治的不平等生成メカニズムの解明

2020 年度 審査結果の所見

• 研究課題/領域番号: 20H00061
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分6:政治学およびその関連分野
• 研究機関: 筑波大学
• 研究代表者: 山本 英弘 筑波大学, 人文社会系, 教授 (20431661)
• 研究分担者: 竹中 佳彦 筑波大学, 人文社会系, 教授 (80236489) ; 海後 宗男 筑波大学, 人文社会系, 教授 (60281317) ; 関 能徳 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (40824256) ; 大倉 沙江 筑波大学, 人文社会系, 助教 (40779534) ; 明石 純一 筑波大学, 人文社会系, 教授 (30400617) ; 柳 至 立命館大学, 法学部, 准教授 (20647341) ; 濱本 真輔 大阪大学, 大学院法学研究科, 准教授 (20625850) ; 久保 慶明 関西学院大学, 総合政策学部, 教授 (00619687)
• 研究期間 (年度): 2020-04-01 – 2025-03-31

審査結果の所見の概要

参加における不平等と政策における応答の不平等を組み合わせて分析する研究計画で、そのために個人や団体を対象としたサーヴェイに加え、政策の事例分析を行うことで、日本における政治的不平等生成のメカニズムをモデル化する試みである。
日本の政治的不平等については1980年代に声価法を用いた研究があったが、組織間関係や政策過程と連動して分析を行う点に本研究計画の斬新さと意義を認めることができる。これらによってどのような有権者の意見分布や利益団体間の布置が日本における政治的不平等をもたらすのかを明らかにする研究となることが期待される。