東アジアにおける健康と社会の持続可能性に関する総合的研究

2022 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 20H00089
• 研究種目: 基盤研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 中区分8:社会学およびその関連分野
• 研究機関: 大阪商業大学
• 研究代表者: 岩井 紀子 大阪商業大学, 総合経営学部, 教授 (90223362)
• 研究分担者: 井上 茂 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (00349466) ; 吉野 智美 大阪商業大学, JGSS研究センター, 研究員・ポストドクター (00806599) ; 宍戸 邦章 大阪商業大学, 公共学部, 教授 (10460784) ; 中谷 友樹 東北大学, 環境科学研究科, 教授 (20298722) ; 金 政芸 大阪商業大学, JGSS研究センター, 研究員・ポストドクター (20840333) ; 中村 真由美 富山大学, 学術研究部社会科学系, 教授 (30401269) ; 佐々木 尚之 大阪商業大学, 公共学部, 准教授 (30534953) ; 岡邊 健 京都大学, 教育学研究科, 教授 (40356209) ; 埴淵 知哉 東北大学, 環境科学研究科, 准教授 (40460589) ; 本庄 かおり 大阪医科薬科大学, 医学部, 教授 (60448032) ; 孟 哲男 大阪商業大学, JGSS研究センター, 研究員 (60761690) ; 仁田 道夫 東京大学, 社会科学研究所, 名誉教授 (70114600) ; 佐野 和子 大阪商業大学, JGSS研究センター, 研究員 (70909960) ; 岩井 八郎 京都大学, 教育学研究科, 名誉教授 (80184852) ; 林 萍萍 大阪商業大学, JGSS研究センター, 研究員・ポストドクター (80825852) ; 谷岡 一郎 大阪商業大学, 公共学部, 教授 (90227207) ; 沈 育萱 大阪商業大学, JGSS研究センター, 研究員 (90963900) ; 郭 凱鴻 大阪商業大学, JGSS研究センター, 研究員 (50879997) ; 潘 建秀 大阪商業大学, JGSS研究センター, 研究員 (70570141) ; 孔 栄鍾 大阪商業大学, JGSS研究センター, 研究員 (60879998)
• 研究期間 (年度): 2020-04-01 – 2023-03-31
• キーワード: 健康 / 東アジア / 日本版総合的社会調査 / 国際比較調査 / COVID-19 / JGSS / EASS / ESS

研究成果の概要

本研究では、東アジア社会調査（EASS）2021健康モジュールを含む日本版総合的社会調査JGSS-2021H/2022Hを実施して、国際統合データ（有効回答数は日本3081、韓国1205、中国2717、台湾1604）を作成している。2010年に実施したEASS 2010からの健康状態の変容をとらえた。いずれの社会でもコロナ禍において主観的健康感は低下せず、慢性疾患の有無は、韓国はほとんど変わらず、日本と台湾で若干増加した。2000年から継続して実施しているJGSSの累積データと合わせて時系列分析を行い、節電行動や原発への意識等を含む、社会の持続可能性に関わる人々の意識と行動を明らかにした。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

EASS 2010と2021のデータは東アジアの人々の健康状態の変容を明らかにし、JGSS累積データ2000-2022は、日本人の意識と行動の変容を明らかにする。WAPOR Asia Pacific Conference、東アジア社会調査シンポジウム、国際社会学会世界社会学会議などで報告し、海外の研究者にデータを紹介している。JGSSダウンロードシステムとICPSRから公開することで、多様な分野でデータが活用され、研究の深化が進む。EASS 2010を含むJGSS-2010は、2023年3月末までに45,124件の利用があり、少なくとも図書26、論文115、研究報告128以上を生み出した。