研究課題
基盤研究(A)
最先端のプラズマシミュレーションコードを活用し、ペタワットレーザーにより駆動されるメゾスケールプラズマの形成過程の理論モデルを構築するとともに、固体の加熱実験を行い、構築した理論を検証し高精度化する。確立されたメゾスケールプラズマ理論により、太陽コアに匹敵する高密度・高活性プラズマを制御し、プラズマが内包する機能を効率的に引き出す指針を与える。ペタワットレーザーを用いた加熱機構を、運動論的領域と流体的領域の間のメゾスケールのプラズマ現象という視点で捉え、内包される原子過程や放射・吸収過程などを含めた複雑系として包括的な研究を行おうとするもので、宇宙物理学への寄与のみならず、様々な応用研究を含む高エネルギー密度科学の進展への貢献が期待される。