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2023 年度 研究成果報告書

ALICE GEM-TPCを実現する連続読出型データ収集解析基盤の開発と実装展開

研究課題

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研究課題/領域番号 20H00165
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分15:素粒子、原子核、宇宙物理学およびその関連分野
研究機関長崎総合科学大学

研究代表者

大山 健  長崎総合科学大学, 工学研究科, 教授 (10749047)

研究分担者 長名 保範  熊本大学, 半導体・デジタル研究教育機構, 准教授 (00532657)
郡司 卓  東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10451832)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード高エネルギー原子核衝突 / 粒子検出器 / データ収集系 / FPGAアクセラレーション / ビッグデータ / ALICE / QGP / LHC
研究成果の概要

CERN-LHCの高度化後ALICE実験による第三期実験に必要不可欠となる、連続読み出し型GEM-TPCの実現に向けて、検出器からの3.5TB/sに達するデータを大規模FPGAを用いて即時解析・圧縮する要素技術を開発した。コモン・モード・フィルタをはじめとした各種デジタルフィルタを実装し、ALICE実験に展開し、試運転を経て衝突実験データの収集を実施した。さらに、高位合成技術を導入し、より複雑なTPCのクラスタリング発見アルゴリズムの最新次世代FPGAへの高密度実装を試みた。最後に、ALICEの次世代検出器(FoCal)における高速トリガシステムをFPGAで実現するための考察を行った。

自由記述の分野

実験原子核物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ALICEのGEMを用いた連続読み出し型大規模TPCは世界初の試みであり、本研究はその大容量データの読み出しをFPGAアクセラレーション技術により大規模並列に展開し、実現させた例である。さらに、従来はFPGAに搭載が困難だった複雑なクラスタリング・アルゴリズムを高位合成によって記述し、最近急速に発展しているFPGAに高密度実装する技術は、今後の大型化・複雑化する先端物理実験をはじめ、多くのデータ収集アプリケーションにとって重要且つ必用不可欠なものとなると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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