J-PARCの3 GeVシンクロトロンのビーム出力を1MWから2MWに倍増するシングルエンド励振方式の加速空洞を設計・製作し、実際にビーム加速試験を行う。これにより、既存の電源や増幅器を使用したまま、3GeVシンクロトロン加速器のビーム出力を倍増できることを実証する。 加速器のビームパワーの倍増は、加速器を利用する殆ど全ての研究に多大な恩恵を与えるため本研究の学術的意義は非常に大きく、そのための技術的基礎研究は重要である。また、もしこの方法が実用化されれば、今後の世界の加速器の性能向上に貢献できる。
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