研究課題
基盤研究(A)
大質量星は超新星として爆発する直前に、激しく活動し星周物資を放出することがある。爆発後衝撃波がこの星周物資を通過するが、それを調べることで爆発する直前の星の活動を明らかにしようとするのが本研究の目的である。爆発直後の観測が必要となるが、そのために分光器を開発し、京都大学せいめい望遠鏡に搭載し活用する。さらに理論との比較を行う。大質量星が爆発する直前の振る舞いを調べるためには超新星爆発の即時の観測が求められるが、本研究はそれを行おうとするものである。時間軸天文学が世界的に発展している時期に、我が国が超新星研究において世界をリードしていくためにも本研究は重要である。せいめい望遠鏡その他の望遠鏡をふんだんに活用する野心的な研究でもあり、多波長の研究分野へ波及効果も期待できる。