研究課題
本研究の目的は,熱クラックの生成がプレート強度に影響を及ぼしプレート沈み込みの開始につながるとの説を多角的に検証することである。昨年度までの成果として,海洋プレートを構成する物質に熱クラックを導入しすると,ヤング率などの弾性的な性質が低下すること,また数値シミュレーションによってプレートの弾性率が低下すると,沈み込みが起きやすくなることがわかっていた。本年度は,これらの成果を三次元対流シミュレーションへ組み込むことや,現在の海洋プレートの沈み込み場への応用を試みた。また,オマーンオフィオライトでの現地調査に基づき,海洋プレートのどの部分にどの程度の割れ目が発達しているかを検証した。これらの成果は国際誌に発表するとともに,国内外の学会で研究発表を行った。
令和5年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2024 2023
すべて 雑誌論文 (10件) (うち査読あり 10件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (12件) (うち招待講演 3件)
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