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2022 年度 研究成果報告書

高精度海氷情報取得のためのマイクロ波放射伝達モデルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20H00206
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分17:地球惑星科学およびその関連分野
研究機関国立極地研究所

研究代表者

榎本 浩之  国立極地研究所, 先端研究推進系, 教授 (00213562)

研究分担者 谷川 朋範  気象庁気象研究所, 気象予報研究部, 主任研究官 (20509989)
舘山 一孝  北見工業大学, 工学部, 准教授 (30374789)
中村 和樹  日本大学, 工学部, 准教授 (60435500)
瀧澤 由美  統計数理研究所, モデリング研究系, 准教授 (90280528)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード海氷 / マイクロ波 / リモートセンシング / 極域
研究成果の概要

マイクロ波による海氷推定式の精度向上のため、国内に設置した屋外水槽を用いて海氷生成・融解実験を行なった.融解期についても区別して海氷厚推定式の開発を行った.また、カナダ砕氷船にて北極海での船上海氷観測と氷上で積雪や海氷コアのサンプリングを行い、衛星搭載マイクロ波放射計や合成開口レーダのデータと比較解析を実施した.
さらに、サロマ湖の湖氷上,ウトロの流氷上でマルチコプターおよびドローンを用いた表面起伏の測量と海氷厚観測を実施した.ドリルによる氷厚実測とコアサンプルの取得を行ってフリーボードから海氷厚に変換し,海氷厚分布を作成し,陸上レーダや高分解能の衛星画像と比較を行った.

自由記述の分野

雪氷気候学

研究成果の学術的意義や社会的意義

気候変動や海洋生態系に対する海氷の影響は大きい.海氷は,海洋と大気の間の水蒸気や熱の交換を抑え,雪氷圏のアイス・アルベドフィードバックにより気候変化を加速する特徴がある.IPCC海洋・雪氷圏特別報告書では,将来の海氷域面積の減少予測が報告されている.海氷は,近年急激に変動している注意すべき気候変動の指標である.また海氷は気候変動を起こす原因でもある.このような海氷の観測においては面積だけでなく,海氷厚と海氷成長を制御する海氷上の積雪の観測が必要とされている.
一方,海氷域は水産業や北極海航路の海運などの産業の場である.北極海の航行の関心が高まり,衛星による海氷情報提供が強く要望されている.

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公開日: 2024-01-30  

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