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2022 年度 研究成果報告書

凝固組織予測の先進的シミュレータ開発と計算・実験の一体化技術への展開

研究課題

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研究課題/領域番号 20H00217
研究種目

基盤研究(A)

配分区分補助金
応募区分一般
審査区分 中区分18:材料力学、生産工学、設計工学およびその関連分野
研究機関京都工芸繊維大学

研究代表者

高木 知弘  京都工芸繊維大学, 機械工学系, 教授 (50294260)

研究分担者 青木 尊之  東京工業大学, 学術国際情報センター, 教授 (00184036)
大野 宗一  北海道大学, 工学研究院, 教授 (30431331)
安田 秀幸  京都大学, 工学研究科, 教授 (60239762)
坂根 慎治  京都工芸繊維大学, 機械工学系, 助教 (70876755)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワードフェーズフィールド法 / 高性能計算 / データ同化 / その場観察 / 凝固組織
研究成果の概要

GPUスパコンによる高性能phase-field (PF)計算とSPring-8によるその場観察実験を,データ同化を通して完全に「一体化」する,計算と実験の革新的一体化技術を開発することを目的に研究を行った.まず,液相流動と固体運動を伴うデンドライト成長PF計算を大規模かつ高速に実行可能な先進的PFシミュレータを開発した.計算と実験の一体化は,アンサンブルカルマンフィルタを用いたデータ同化により達成し,これを大規模かつ高速に実行するためにGPUスパコン上で並列化した.また,柱状晶と等軸晶を形成するデンドライト成長問題に対する双子実験を行うことで,構築したデータ同化システムの有用性を確認した.

自由記述の分野

機械材料・材料力学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は,従来個々別々に行われてきた計算と実験を一体化し,それぞれの手法の課題を相補的に解決することで,金属材料の特性を決定する凝固組織を高精度に予測する革新的手法を開発することを目的に実施された.一体化手法としては天気予報等で用いられるデータ同化を材料分野に応用した.日本が得意とする高性能計算と大型放射光施設SP-ring8によるその場観察の,両最先端技術をデータ同化によって一体化する手法開発を行ったことに学術的意義がある.本研究で開発した手法は,材料開発の高度化および高速化に寄与し,将来的に低炭素社会に向けた貢献が可能であるという点において社会的意義がある.

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公開日: 2024-01-30  

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