高いキャリア移動度を有する半導体カーボンナノチューブ(CNT)のウェアラブルセンサへの応用のための伸縮可能なアナログ集積回路の開発を目標に、本研究では、素子特性のばらつきを考慮した精密デバイスモデルの構築と動的表面に対応可能な局所歪み制御により、CNTアナログ集積回路を実現することを目指す。 研究代表者が有するカーボンナノチューブ(CNT)電子デバイスに関する豊富な研究実績に基づき、半導体CNTを用いたアナログ集積回路を実現しようとする挑戦的かつ独創的な研究である。期待される成果は、人体のような動的表面に装着するための伸縮性を必要とするセンサデバイスの基盤技術となり得るもので、その学術的意義・波及効果は大きい。
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