質の高い脳計測には刺入型電極が不可欠とし、研究代表者らが過去に開発した直径5μm以下の世界最小の神経プローブ技術に基づいて、その脳埋め込みへの応用を展開し、デバイスのフレキシブル化、薄膜化、無線化を目指す研究である。プローブの留置、長期計測の確立を目指し、マウスによる評価、さらにはサル、ヒトでの実証展開も視野に入れている。 脳計測デバイスの研究は、世界的に注目され、生命科学や情報科学に幅広く関わる重要な分野であるが、本研究は、研究代表者のこれまでの研究実績に基づいた独自性ある研究提案で、具体的な研究計画から確実な成果が期待できる。また、チャンレジングな内容も含むが、研究目的が実現した際の関連分野での大きな進歩と社会的貢献が期待できる。
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